いよいよ本日12月18日18時30分から公開となる『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。この作品のマスコミ試写会が12月17日に行われ、18日にそのレビュー記事が解禁となった。
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本作は、シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスに代わって、新たにJ.J.エイブラムス監督がメガホンをとった作品。1983年に公開された『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の約30年後を舞台に、ファースト・オーダーとレジスタンスとの戦いが描かれていく。
注目の新キャラクターは、先日来日したデイジー・リドリーが演じる砂漠の惑星ジャクーで家族を待ち続ける孤独なヒロインのレイ、ジョン・ボイエガが扮する戦うことに葛藤するストームトルーパーの脱走兵フィン、アダム・ドライバーが演じる赤い十字のライトセーバーを操りダース・ベイダーを受継ぐカイロ・レンの3人。
さらに今回、観客を魅了し、映画を盛り上げてくれるのが、最初の3部作に出演していたハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、マーク・ハミルの3人が、それぞれハン・ソロ、レイア、ルーク・スカイウォーカーというこれまでと同じキャラクターで出演している点だ。
1999年公開の『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』をはじめとする3部作は、ジャー・ジャー・ビンクスを中心に少なからず批判を受けた。理由はいろいろあるだろうが、個人的には最初の3部作よりも前の時代を扱ってしまったがために、オリジナルキャストが誰一人として出演できず、結果的に新旧2つの3部作のつながりが弱まってしまったことが要因の1つではないかと思っている。
それに比べると、最初の3部作の後を描いた本作は、メインキャストが揃って出演することを可能にし、作品と作品のつながりが、30年の時を経てもなお、しっかりとしている。
個人的にたまらないのが、オリジナルキャストのハリソン・フォードとキャリー・フィッシャーが、ハン・ソロ、将軍となったレイアとして再会するシーン。そこで交わされる憎まれ口を聞いているだけで、かつて、若き2人が映画の中で繰り広げた物語だけでなく、それからの30年の間に、2人の間にどんな物語があったかが、目に浮かぶような気がした。
ファンが30年間「見たい!」と待ち望んでいた『スター・ウォーズ』。それが『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』なのだと感じた。
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