悩んだ末に難病を患っていることをSNSで告白
【輝けるセレブたち】日々、さまざまなニュースが飛び交っているところですが、そのなかでも世界中から心配の声が上がっているのは、歌手セリーヌ・ディオンについて。自身のSNSで、「スティッフパーソン症候群」という難病を患っていることを公表しました。
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あまり聞いたことがない病名だと感じる人も多いと思いますが、100万人に1人がかかるというまれな病気。脳や脊髄などの中枢神経系に影響を及ぼす難病で、筋肉の硬直や体のけいれんなどを引き起こしてしまいます。セリーヌ自身も「いままでのように声帯を使って歌うことができなくなり、日常生活のあらゆる面に影響が出ています」と話しているほど。ときには歩くことすら困難な状況でもあると自身の症状を明かしています。
長年にわたって健康の問題を抱えていたものの、打ち明けることができず悩んでいたようですが、今回ようやく話す準備ができたというセリーヌ。しばらくは治療に専念するため、来年以降に予定されていたワールドツアーは延期もしくは中止すると発表しています。
つらい経験があっても歌で感動を与え続けたセリーヌ
セリーヌといえば、子どもの頃から類まれな才能を発揮し、「世界の音楽史上最も売れたアーティストの一人」とも言われるほど名実ともに世界の歌姫とされている存在。華やかにキャリアを重ねているように見えますが、その裏ではマネージャーで夫のルネ・アンジェリルを2016年に亡くすなど、数々のつらい経験を乗り越えてきた側面もあります。
過去には喉の病気で公演を中止したこともありましたが、その際も見事に復活し、多くの観客を魅了。「早くみなさんとステージで会いたい」と涙をこらえて決意を語る姿を見ると、セリーヌならきっと近いうちにさらにパワーアップして戻ってきてくれるだろうと感じずにはいられません。そして、病と果敢に闘う彼女の生き方に、世界中の人たちが勇気をもらっているはずです。
これまでに素晴らしい作品を数多く生み出し、たくさんの感動を与え続けてきたセリーヌですが、今度は私たちが彼女を支える番。カムバックするまでは過去の名曲たちを聴いて過ごしたり、彼女の半生を映画化した『ヴォイス・オブ・ラブ』を見たりしながら、1日も早い回復を願って闘病生活を応援したいところです。(文:志村昌美/ライター)
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