【週末シネマリサーチ】
〜意外なところにヒットの秘密が!〜
2015年最後は、週末動員ランキングを振り返り、特に話題になった5大トピックスをご紹介します。
まずは、12月19日-20日のランキングから。『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』が初週土日動員97万4000人で首位発進。世界中でフィーバーとなっている『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は初週土日動員80万人で惜しくも2位だった。逆に興行収入ベースでは『妖怪ウオッチ〜』10億5000万に対し『スター・ウォーズ〜』が12億4000万と『スター・ウォーズ〜』が上回った。『スター・ウォーズ〜』は金曜日から公開しており、合計3日間では動員104万人、興収16億円という数字。
(※ランキングは初週土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
[2015年のランキング、5大トピックス]
◎『ラブライブ!』の衝撃
〇2015年も東宝圧勝!
▲スタートダッシュは『妖怪ウォッチ』が2連覇!
△『ガンダム』の潜在能力
△連続Vは『ベイマックス』
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で *:期待)
◎『ラブライブ!』の衝撃
『ラブライブ!The School Idol Movie』が公開された6月13日-14日の週は、全国323スクリーンで公開された東宝&ギャガ共同配給の映画『海街diary』が、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずという美人4姉妹を軸とした怒涛のプロモーションを展開。当然初登場1位を飾ると思っていたが、蓋をあけてみれば全国121スクリーンと『海街diary』の半分以下の劇場数で公開された『ラブライブ!The School Idol Movie』が初週土日動員25万1811人という数字で圧勝。
元々、テレビやライブイベント、CD発売などさまざまなメディアミックスで人気を博していたが、スクリーン数から25万人という数字は全く予想できず。動員数をスクリーン数で割った1スクリーン当たりの動員数は2081人。ちなみに『海街diary』は562人だった。
映画公開時に動員が伸びる要因として「数量限定来場者プレゼント」という企画がある。『ラブライブ!〜』も公開から10週に渡り、さまざまな形の来場者プレゼント企画があり、動員数へのモチベーションになったことは事実だろう。さらには、公開2週目でも週末土日動員18万8061人を記録し、シリーズ最高傑作と賞賛されている『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の公開初週の数字を上回ったことは大いに価値がある。(後編へ続く…)
・【週末シネマリサーチ】後編/『ラブライブ!』の衝撃に『ガンダム』の潜在能力、2015年週末動員ランキングを総まとめ!
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