昨年夏にほぼ全編に渡り群馬県高崎市で撮影が行われた『セーラー服と機関銃 -卒業-』。この映画の記者会見が2月6日に高崎ビューホテルで、大ヒット祈願舞台挨拶が同日に高崎電気館で行われ、主演の橋本環奈をはじめ、前田弘二監督と富岡賢治高崎市長が登壇した。
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記者会見で富岡市長は「高崎は映画やテレビの撮影にたくさん協力をしようと思っており、年に70本以上の作品にご協力させていただいておりますが、全編を高崎で撮っていただくことは少ないので、大変喜ばしいことだと思っております」と挨拶。
続けて「1年前に角川映画のみなさんがお見えになって、市役所のフロアで機関銃を撃つシーンを撮りたいと言われた時に『なんでもやってくれ!」とお答えしました(笑)』と伝説シーンの撮影秘話を明かした。
撮影のため約1ヵ月間、高崎に住み込んだという橋本は「今までで1番の思い出に残る夏休みとなりました。撮影が休みの日には高崎だるまの絵付けをしたり、果物狩りや陶芸をしたり、とにかく高崎を満喫しました!」と振り返った。
また、薬師丸ひろ子をはじめ、名だたる女優が演じてきた星泉役を演じるにあたり、意識したことを聞かれると「2ヵ月間リハーサルを重ねて、まわりの方に支えられながらみんなで一緒に星泉役を作り上げていきました。泉はすごく正義感が強くて堂々としていて、どんな大人にも全力で立ち向かっていくところを意識しながら励みました」と答えた。
ロケ地に高崎を選んだ理由を聞かれた前田監督は「最初に高崎を紹介してもらい、一目見て気に入りました。昭和の雰囲気が漂い、いろんな表情が見える街並みが映画のイメージにピッタリだと思ってすぐにプロデューサーに連絡して見てもらったんです。プロデューサーも気に入って『これは伝説の映画になる』と興奮したのを覚えています」と一目惚れだったことを告白。
次いで、星泉が組長の目高組が運営する商店街にある“めだかカフェ”に関し「あのめだかカフェは美術でセットを作ったのですが、本当のカフェだと思ったお客さんが来てかき氷を注文されて。受け入れてもらった気がして嬉しかったです(笑)」と裏話を披露した。
その後は、実際に映画の撮影も行われた高崎電気館に場を移して舞台挨拶。会場には高崎の高校生200名が招待され、橋本が登壇すると「かんなちゃん!」「かわいい!」という黄色い歓声が。
同世代のお客さんを前に橋本は「高崎で、高崎のみなさんと作り上げた作品。ここ高崎電気館でみなさまに披露できて本当に嬉しいです!」と感想を述べ、高崎といえばだるまが有名ということで、最後には80cmもある特大だるまに3人で目入れをし、本作の大ヒットを祈願した。
『セーラー服と機関銃 -卒業-』は3月5日より全国公開となる。
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