【週末シネマリサーチ】〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
2月6日-7日のランキングは、リドリー・スコット監督の最新作『オデッセイ』(20世紀フォックス)が全国814スクリーンで公開され、初週土日動員33万人で1位発進。快進撃を続ける『信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)』(東宝)のV3を阻止した。その『信長〜』も週末土日動員30万人を記録し、興収はすでに25億を超える大ヒットとなっている。
今週は、ケイト・ブランシェットがアカデミー賞・主演女優賞にノミネートされている『キャロル』(ファントム・フィルム)や、マイケル・ファスベンダーが主演男優賞にノミネートされている『スティーブ・ジョブズ』(東宝東和)が公開。どちらも公開規模は大きくないが注目だ。さらに熱狂的ファンが多いダンス&ボーカルグループ「三代目J Soul Brothers」初のドキュメンタリー映画『Born in the EXILE 三代目J Soul Brothersの奇跡』(東宝映像事業部)も不気味な存在だ。
(※ランキングは初週土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
[今週の上位ランキング予想]
◎[1位予想]『Born in the EXILE 三代目J Soul Brothersの奇跡』(東宝映像事業部)
〇 該当作なし
▲ 該当作なし
△[7位予想]『スティーブ・ジョブズ』(東宝東和)
△[9位予想]『キャロル』(ファントム・フィルム)
*『ライチ☆光クラブ』(日活)
*『ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE』(アスミック・エース)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で *:期待)
◎【1位予想】『Born in the EXILE 三代目J Soul Brothersの奇跡』
2年連続レコード大賞に輝くなど、飛ぶ鳥を落とす勢いの「三代目J Soul Brothers」を14年10月から密着したドキュメンタリー映画。15年に行われた初の単独ドームツアーの模様や、個々のメンバーたちの素顔を追う。
俳優としても活躍をみせる「三代目J Soul Brothers」。ELLYや岩田剛典が出演した映画『クローズEXPLODE』(14年/東宝)は全国307スクリーンで公開され初週土日動員21万7000人を記録。初日舞台挨拶では、そうそうたるキャストが並ぶ中でも、ELLYや岩田への声援は凄かった。登坂広臣が出演した『ホットロード』(14年/松竹)も全国302スクリーンで公開され初週土日動員28万4000人とロケットスタート。こちらも主演・能年玲奈と同等かそれ以上の声援が登坂に浴びせられていた。
劇場公開数は約150館。トップを狙うには15〜20万人ぐらいの動員は欲しいと考えると、やや厳しい印象はあるが、とにかくファンは熱狂的で土日連日リピート鑑賞も十分考えられる。昨年、同時期に公開された『テラスハウス クロージング・ドア』(東宝)が全国160スクリーンで初週土日動員約19万人を記録。共通点は全くないが、150館程度でも18万-20万人ぐらいは動員することは可能だろう。(後編へ続く…)
・【週末シネマリサーチ】後編/大本命! 三代目J Soul Brothers旋風が映画界に巻き起こるか!?
【関連記事】
・映画『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』が売上げの一部を台湾南部地震に寄付
・【興行トレンド】『スター・ウォーズ』連勝を阻止したのは小栗旬主演作! では、スピルバーグ作品に勝った「怪異の物語」とは?
・【興行トレンド】アカデミー賞ノミネートに見る、映画会社の「勝ち組」「負け組」
・『キャロル』トッド・ヘインズ監督インタビュー
PICKUP
MOVIE
INTERVIEW
PRESENT
-
安田淳一監督のサイン入りチェキを1名様にプレゼント!/『侍タイムスリッパー』
応募締め切り: 2025.01.10 -
ダイアン・キートン主演『アーサーズ・ウイスキー』一般試写会に10組20名様をご招待!
応募締め切り: 2025.01.04