今年こそ垢抜ける！ 世界のお洒落大人女子から学ぶセンス磨きテクニック

SNSでハイセンスなコーディネートを披露するセレブやファッショニスタは数いれど、「恵まれた容姿やハイブランドを買いまくる豊かな経済力があるから成立する着こなしでしょ？ 一般人の私たちには無理無理！」と思うことも少なくありません。そこで今回は、世界のお洒落大人女子のインスタから、「ちょっと頑張ればマネできるチョイ足しエッセンス」を抽出してみました。

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「靴は黒なら安心」というマンネリズムからの脱却で垢抜ける

「靴は黒が無難」「黒さえ買っておけば大丈夫！」という定番の安住感から卒業してみませんか？春夏の白のキャンバススニーカーはもはや定番ですが、きちんとしたキレイめ系シューズで白を持っている方は意外と少ないのでは？ 白の靴には、全身コーデを一気に垢抜けた雰囲気にしてくれるパワーがあります。トップ画像は、センスの良さに定評のあるニューヨーク生まれのモデルでアメリカ社交界でも活躍するソーシャライツ、オリヴィア・パレルモ。いたってシンプルな黒の全身コーデが、靴を白にしたことで垢抜けた印象にグレードアップ。

このように全身黒コーデに白の靴をプラスするのは、ハードルが低い割に効果絶大なのでおすすめ。特に、重厚感のあるダークトーンの服が多くなる冬にアクセント的に使う白は新鮮！ 冬のファッションに白の靴を差し込むことで、一気にモードな雰囲気が加速します。

一箇所だけなら冒険できる！ ワンポイントの差し色は攻め気味が◎

ご存知の通り、差し色はファッションをグレードアップするのに効果的な定番テクニック。どうせなら、インパクトのある攻め気味の色をセレクトしてみませんか？ イタリア、ミラノ在住のファッションインフルエンサー、アレッサンドラ・アイロの着こなしは、そんな差し色コーデの良いお手本。デニムを中心としたインディゴブルー系の地味目なワントーンコーデが、フューシャピンクのヒールをプラスすることで一気にエッジーに昇華。

差し色を入れるアイテムは、バッグ、ストールなどの小物系からウェアなど何でもいいのですが、やはりトライしやすいのは小物系。特に靴は顔から最も離れているので、ウェアだと抵抗がある派手めのカラーも取り入れやすいのでおすすめ。

ミラノ在住のインフルエンサー、アレッサンドラ・アイロのinstagramより（@alessandraairo）

大人コーデの救世主「襟付き白シャツ」をうまく活用すべし

そして同じくアレッサンドラの着こなしをもう1点ご紹介。白の襟付きシャツは、顔周りを明るく見せてくれると共に大人ファッションに欠かせない「上品さ」や「きちんと感」を演出してくれる神的アイテム。特に今シーズンは、こちらのようにニットとの重ね着コーデが世間を席巻中。トップスの丈がショートであれロングであれ、シャツの裾をあえて見せる重ね着スタイルが今の気分。クルーネックやタートルとの重ね着だと一気にカジュアルな雰囲気に転ぶのですが、襟付きシャツをINすることでキチンと感が生まれるのが白シャツマジック。

アレッサンドラ・アイロのinstagramより（@alessandraairo）

応用編でストライプシャツもおすすめです。重ね着の際は、トップスのトレンドとリンクしたゆったりめのシルエットを選ぶことを忘れずに。

大人でもロックテイストを諦めない！ イタくならないための作法

好きだけれど年齢を重ねるごとに手を出しづらくなるのが、プリントＴシャツなどのロックテイスト系アイテム。「もうそんな年じゃないから…」と諦めてすべてを手放すのではなく、「大人なりの着こなしで好きを諦めない」という選択があってもいいのでは？

ミニマルファッションを得意とするロンドン在住のデジタルクリエイター、ダニのコーディネートが、そんな「大人ファッションあるある」の悩みにヒントを与えてくれそう。カジュアルなプリントTシャツをコーデの中心に据えながらも、全体的な印象は上品で大人な雰囲気。その勝因は、カジュアルアイテムを1点のみに絞った所。黒のテイラードジャケット、シルエットのキレイなスキニーデニム、黒のロングブーツ、チェーンショルダーバッグと、Tシャツ以外は全てキレイめ系アイテムで統一。「どこか一箇所でバランスを崩す」というのが、垢抜けた大人コーデのカギ。ここでは「プリントTシャツを他のアイテム総出でドレスアップ」という手法ですが、「キレイめ系コーデをスニーカーでカジュアルダウン」というのも同じ原理のおすすめパターン。

ロンドン在住のデジタルクリエイター、ダニのinstagramより（@dani_elle_laz）

大人デニムコーデ、安定の模範解答的着こなし

最後にご紹介するのは、ロンドン在住の企業弁護士、リサ。しかも2児のママという、とってもお洒落な弁護士さん。女性が年齢を重ねるごとに難易度が増すのが、デニムの着こなし。アウトドアなどで活動性を重視するならさておき、それ以外のシーンでかつてのように全身をカジュアルアイテムでまとめてしまうと、どうしてもラフすぎる印象になりがち。ここでも「1点カジュアル主義」を掲げて、デニム以外はキレイめ系アイテムで固めていくのが正解。

リサのようなシャネル風ツイードノーカラージャケットを合わせるのはもはや定番ですが、やはりハマりが良いので外せません。靴はポインテッドトゥのハイヒールをセレクトして、髪はシニヨンでキリリとタイトに。ヘアやメイクも手を抜かずに仕上げるのが、大人デニムコーデ成功の秘訣。

ロンドン在住の企業弁護士、リサのinstagramより（@ lisaingmarinelli）

インスタグラムはお洒落コーデヒントの宝庫！「お洒落な人はお洒落な人をフォローする」の数珠つなぎの法則で、お気に入りのファッショニスタからその人脈を辿っていくのもなかなか楽しいのでおすすめです。（文：羽野ハノン／ライター）