【週末シネマリサーチ】〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
2月26日-27日のランキングは『黒崎くんの言いなりになんてならない』(ショウゲート)が全国160スクリーンで公開され初週土日動員15万7000人を集め堂々の1位発進。当欄では7万-8万人という予想。ティーンにターゲットを絞った作品の集客力の高さを思い知らされた。1位予想の『ザ・ブリザード』(ディズニー)は全国407スクリーンで公開され初週土日動員6万人という数字。ディズニーだけに10万人は切らないと思われたが、全米での数字の伸び悩みがそのまま出た印象だ。どこまで巻き返せるか。
今週は春休み映画大本命『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』(東宝)、クリスチャン・ベール主演の『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(東和ピクチャーズ)、KADOKAWA映画40周年記念作品『セーラー服と機関銃 卒業』などが上位を賑わせそうだ。
(※ランキングは初週土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
[今週の上位ランキング予想]
◎[1位予想]『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』(東宝)
〇[5位予想]『セーラー服と機関銃 卒業』(KADOKAWA)
▲[6位予想]『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(東和ピクチャーズ)
△[10位予想]『星ガ丘ワンダーランド』(ファントム・フィルム)
*『桜ノ雨』(AMGエンタテインメント)
(◎:大本命 〇:対抗 ▲:一発あり △:穴で *:期待)
◎【1位予想】『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』
1989年に公開された「映画ドラえもん のび太の日本誕生」をリメイクした『映画ドラえもん』シリーズ長編第36弾。太古の日本を舞台にのび太やドラえもんたちが大冒険を繰り広げる。
説明が必要ないほど春休み映画として定着している『映画ドラえもん』シリーズ。前作『映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記』(15年)が全国365スクリーンで公開され初週土日動員55万7000人、『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ペコと5人の探検隊』(14年)が全国319スクリーンで公開され初週土日動員55万5000人、『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)』(13年)が全国353スクリーンで公開され初週土日動員59万8000人と、王者・東宝作品の中でも絶対的な安定感を誇る。
本作も約360館と上映数は過去作品と比較してもそん色ない。新作ではないが、過去の『映画ドラえもん』シリーズで歴代観客動員数1位を誇る作品のリメイク版だけに大きな問題にはならない。同週公開作品や先週までの結果をみてトップをとることは間違いだろう。初週動員60万人を超える大ヒットスタートとなるか!(後編へ続く…)
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