ファンタジーラブロマンス『九尾狐伝~不滅の愛~』
1999年、狐峠で起きた事故で両親が行方不明になった9歳のナム・ジア(チョ・ボア)。21年後、ジアは都市伝説を追うテレビ番組のプロデューサーになり、両親の行方を捜し続けていた。そんなある日、9歳の時に自分を助けてくれた九尾狐イ・ヨン(イ・ドンウク)と出会う。ジアは両親を見つける手掛かりを得ようとヨンを追う一方、ヨンもジアが死んだ恋人アウムに瓜二つであることが気になっていた。そんな2人は導かれるようにある島へ行き、事件に巻き込まれていく…。
・イケメンゾンビ、タイムトラベル、復讐もの…2023年も韓国ドラマが熱い!
ヨンには九尾狐と人間から生まれた腹違いの弟イ・ラン(キム・ボム)がおり、その彼が長年の恨みを晴らすべく兄につきまとう。ランは、ジアがアウムに瓜二つであることにも気が付き、兄を陥れるために度々彼女の前にも現れるようになる。ジアを襲おうとするランVSヨンのイケメン兄弟同士の人間離れしたアクションにも注目だ。「兄よりも俺と手を組んだ方が両親の手掛かりが分かる」などと囁き、ジアもそんな彼に度々惑わされそうになるのだ。
島で生活するうち、ヒロインにハマっていく主人公に胸キュン!
恋人アウムが死ぬ間際に言った「必ず生まれ変わる」という言葉を信じ続けているヨン。にもかかわらず、ジアと初対面の際、「女なら間に合っている」などと冷たく言い放ち、かなりのツンデレぶりを見せつける。九尾狐の世界では、同じ容姿に生まれ変わるとは限らないという掟があるらしく、長年に渡り、容姿は同じだけど中身は全く違う女性をたくさん見てきたのだ。そんな風に外見に惑わされないヨンも、怪しい島で生活するうち、どんどんジアにハマっていく姿は胸キュンポイントだ。
“韓流の貴公子”イ・ドンウクは、奇跡の41歳!
クールな佇まいの中に時折コミカルな演技を見せる九尾狐に扮したイ・ドンウクは、1981年生まれの俳優。ドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』のほか、公開中の映画『ハッピーニューイヤー』にも出演している。一方、可愛い外見ながら男勝りな女性プロデューサーを演じたチョ・ボアは、1991年生まれの女優。2018年のドラマ『別れが去った~マイ・プレシャス・ワン』の切ない演技で新たな魅力が開花した。
ホラー×ちょいコミカル要素で見応えたっぷり!
少し前まで韓国ドラマでは“九尾狐=女性の妖怪”が一般的だったものの、最近では男性が演じることが急増。本作は、運命の出会いを果たした九尾狐と人間の女性のロマンスを軸に、アクション、人間ドラマ、ファンタジーを絶妙に組み合わせて描いている。
ヨンとジアが訪れた島で起こったおぞましい事件について取材しようとするも誰も口を割ろうとせず、突如島民全員が消えるなど、ホラーチックなミステリー要素もたっぷり。そんな中、時折ヨンが見せる切なそうな表情と、お茶目なコミカル演技に、誰もがメロメロになるドラマであった。(文:渡邉啓子/ライター)
『九尾狐伝~不滅の愛~』
BS日テレ:月曜日~金曜日 午後4:00~午後5:00 放送中
DVD-BOX 1&2 各17,600円(税込)
レンタル中
発売元:ストリームメディアコーポレーション
販売元:TCエンタテインメント
(C) STUDIO DRAGON CORPORATION
※2023年1月の情報です
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