『マッドマックス』のシャーリーズ・セロンとニコラス・ホルトがタッグを組んだ映画『DARK PLACES(原題)』の邦題が『ダーク・プレイス』に決まり、日本でも公開されることが決定した。
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本作は『ゴーン・ガール』の原作者である作家ギリアン・フリンの長編小説2作目で、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー、ニューヨーカー誌の批評家選書、パブリッシャーズ・ウィークリー誌の2009年の最高の本などで紹介された話題のダークサスペンス「冥闇(めいあん)」(小学館文庫)を映画化したもの。
1985年、カンザス州の田舎町で母親と娘2人が惨殺される事件が勃発。家の壁には悪魔崇拝を示唆する血文字が残されていたこの事件で、逮捕されたのは15歳の長男ベン。ただ1人生き残った末っ子の少女リビーが、兄の犯行を目撃したと証言したため終身刑を宣告される。
その後、まだ8歳だったリビーは親戚の家々を転々とし、いつしか自嘲的で無気力な人間になっていた。それでも、善意の人々からの寄付金などで何とか暮らしてきたが、31歳になった現在、貯えも底をつき、生活費を稼ぐ必要に迫られていた。そんなとき彼女のもとに、有名事件の真相を語り合う殺人クラブから招待状が届く。兄の事件の真相が迷宮入りするまで残り21日。殺人クラブではタイムリミットが迫る兄の事件について語れば謝礼を支払うと申し出、生活に困っていたリビーはこれを受け、これまで振り返ることのなかった忌まわしき事件の真相を振り返り始めるというストーリーだ。
過去に呪縛され、歪んでしまった自己の世界と血塗られた過去の真実と向き合おうとするヒロインのリビー役にセロン。リビーの真実探しを助ける殺人クラブの主催者ライル役にホルトが扮するほか、容疑者となった兄ベンの恋人役としてクロエ・グレース・モレッツが出演し、小悪魔的な魅力をふりまいている。
『ダーク・プレイス』は6月よりTOHOシネマズみゆき座ほかにて全国公開となる。
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