大友啓史監督、神木隆之介主演で『3月のライオン』を2部作で映画化
同名人気コミックを原作に、昨年9月にテレビアニメ化が決定し、今秋よりNHK総合テレビで放送予定の『3月のライオン』。これと一緒に発表されていた同作の実写映画化が、東宝=アスミック・エースの共同配給により、2017年『前編』『後編』の2部作で公開されることと、大友啓史が監督し、神木隆之介が主演をつとめることが発表された。
原作は、人気マンガ家・羽海野チカが2007年より「ヤングアニマル」誌で連載中の同名人気マンガ。主人公は中学生という異例の若さで将棋のプロとしてデビューし、東京の下町にひとりで暮らす17歳の棋士、桐山零(きりやま・れい)。幼い頃に両親と妹を交通事故で亡くし、孤独を抱え、来る日も来る日も、すがりつくように将棋を指し続けていた零だったが、ある日、同じ下町に住む3姉妹・川本あかり、ひなた、モモと出会う。それは、将棋盤以外の“自分の居場所”との出会いでもあった。激しい才能と激情がうごめく将棋の世界での数々の対局と、あたたかな人々との交流を通じ、零は棋士として、人として、ある覚悟を決めていくというストーリー。
この作品のメガホンをとる大友監督は「ページをめくる度、原作者羽海野チカさんの深い愛情と強いスピリットが溢れ、胸に迫ってくる。一筋縄では行かない、そんな魅力的な原作です。まるで、向田邦子さんのドラマみたい。優しさと厳しさと、強さと儚さと。ずっしり重い孤独を背負いながら人生と真正面から向き合い、自分の足で立とうとする主人公・桐山零の姿は、僕の中でいつの間にか、俳優・神木隆之介君と重なっていました。『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』以来、彼の成長ぶりに触れるのがとても楽しみです」とコメント。
主人公の桐山零を演じる神木は「『3月のライオン』は元々大好きな原作なので、お話を頂いた時は本当に嬉しかったです。大人気の原作なので、大きなプレッシャーはありますが、原作の中にある温かさを出せたらいいなと思っています。大友監督とは『るろうに剣心』以来、ご一緒させて頂くのは2度目になりますが、これから始まる撮影の中で、監督が生み出す世界観の中に入っていくのが、僕自身とても楽しみです。素敵な作品をお届けできるように頑張ります」と話している。
『3月のライオン』は3月末から6月末まで撮影。2017年に『前編』『後編』の2部作が全国公開となる。
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