週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
◎マンガ実写化対決は『僕だけがいない街』の勝利!
3月19日-20日のランキングは『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』(東宝)が週末土日動員34万7000人を記録しV3を達成。初週土日動員との対比で63.7%と大健闘。春休みに突入し、さらに数字を伸ばしそうだ。当欄1位予想の『ちはやふる 上の句』(東宝)は全国298スクリーンで公開され初週土日動員14万6000人の4位発進。『ドラえもん』との首位争いと予想したが、大きく数字を見誤った。公開後の口コミの評判も良く、『〜下の句』への期待感も高いので今後の数字に注目したい。
6位予想だった『僕だけがいない街』(ワーナー)は全国329スクリーンで公開され初週土日動員16万9000人で2位。人気マンガ実写化対決は『僕だけが〜』が勝利を収めた。5位予想の『映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』(東映)はほぼ予想通りの6位。『リリーのすべて』(東宝東和)は13位スタートとなった。
今週はDCコミックヒーローの激突『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(ワーナー)、前作が大ヒットを記録した『映画 暗殺教室』の続編『暗殺教室〜卒業編〜』らが公開。果たして『映画ドラえもん』の勢いを止められるか!?
(※ランキングは初週土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
[今週の上位ランキング予想]
◎[1位予想]『暗殺教室〜卒業編〜』(東宝)
〇[2位予想]『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(ワーナー・ブラザース)
▲[4位予想]『仮面ライダー1号』(東映)
△[10位予想]『リップヴァンウィンクルの花嫁』(東映)
*『砂上の法廷』(ギャガ)
(◎:大本命 〇:対抗 ▲:一発あり △:穴で *:期待)
◎【1位予想】『暗殺教室〜卒業編〜』
松井優征の人気コミックをHey!Say!JUMPの山田涼介主演で実写映画化した『映画 暗殺教室』の続編。山田や菅田将暉ら前作のメンバーはそのまま出演し、監督も前作同様、羽住英一郎が続投した。
『映画 暗殺教室』(15年/東宝)は全国313スクリーンで公開され初週土日動員が35万人という高い数字。初日舞台挨拶には「殺せんせー」の声をつとめた嵐の二宮和也がサプライズで登場するなど、大いに盛り上がった。
本作は約320館での上映。前編の評判も良く、続編に向けて数字を大きく落とす懸念材料は見受けられない。3月22日には六本木ヒルズアリーナにて、学生600人を集めた公開直前学生限定イベントが行われ、山田や菅田をはじめ山本舞香、優希美青、上原実矩、加藤清史郎、羽住英一郎監督が登壇。菅田や加藤の発言が大きくメディアに取り上げられた。ターゲットは若い世代と明確。公開前の雰囲気も良く、30万人という数字は十分期待できる。(後編へ続く…)
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