板野友美の初主演映画としても注目の『のぞきめ』。このホラー映画の初日舞台挨拶が4月2日に渋谷TOEIで行われ、板野友美をはじめ、白石隼也、入来茉里、玉城裕規、石井心愛、吉田鋼太郎と三木康一郎監督が登壇した。
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本作は、同じ場所で起きた、時代の異なる2つの怪事件をベースにした物語。過去・現在の事件に共通するのはカギとなる怪異“のぞきめ”の存在で、窓、タンス、カーテンの隅など、日常のあらゆる場所に存在するほんの数ミリの隙間から“それ”は視線を投げかけ、目があった人間を恐怖のどん底に突き落とすことになる。
板野が演じるのは、テレビ局の新米ADとして、ある青年の怪死事件を取材したことから“のぞきめ”にまつわる真相を追うことになる主人公の三嶋彩乃役。初日を迎えた感想を聞かれ、「ようやくこの日が来たというドキドキでいっぱいです。去年の今頃撮影をしていて、1年経ってやっと完成してみなさんにお披露目できるということでドキドキしています」とコメント。
彩乃の恋人役を演じた白石は「1年ぶりに(共演者の)みなさんとお会いしました。感慨深いです」と語り、彩乃が取材した怪死事件で死んだ青年の彼女・岩登和世を演じた入来は「みんなで作ったものを今日からやっと見ていただけて、その反応が返ってくるのが楽しみです」と答えた。
さらに、吉田演じる四十澤想一(あいざわ・そういち)の若かりし姿を演じた玉城は僕は嬉しい気持ちとともに、(吉田)鋼太郎さんにお会いするのが初めてなので、今会場にいる誰よりも緊張しています! 心の中がバクバクです」と回答。これに対し吉田は「今日初めて会って、彼の40年後が僕なんですけど、映画を見て『違うじゃん!』って突っ込まないように、寛容にお願いしますね」と返し笑いを誘った。
また、今後ホラー映画に出るとしたらどういった役柄がいいか? という質問に板野は「ホラー映画がまた来たら、怖いですね(笑)。呪われない役がいいです。ホラーだけど、楽しい場面で登場する役でお願いします!」と回答。
白石、入来も板野同様、本筋とは関係ない怖くない役を希望する中、石井が「怖い映画が苦手なので、ハートウォーミングな映画がいいです(笑)。でも続編があるとしたら、『のぞきめ』役でお願いします」とリクエストすると、吉田が「僕も『のぞきめ』やりたい。いや『のぞき魔』ですかね(笑)。友美ちゃんを覗きたい!」と答え笑いを誘った。
また、最後には、キャスト陣が木槌を持ち、酒樽を割る催しも。「3、2」のカウントダウンとともに、のぞきめが樽の中から登場すると、これには板野も驚いたようで「キャー!」と絶叫。だが「怖かったんですけど、うすうす(気づいていて)白石くんと(樽の中に)いるんじゃない!? と話してました」と続け、サプライズのドッキリにすっかり馴れた様子を窺わせていた。
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