『娼年』『愛の渦』などの三浦大輔監督が、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔を主演に迎えた『そして僕は途方に暮れる』が現在公開中。ムビコレでは、藤ヶ谷太輔のインタビューを掲載中だ。
活動の幅広げる根底には「グループに還元したい」という思い
自堕落に毎日を過ごすフリーターの菅原裕一は些細なことで相手と気まずくなると、向き合うことなく逃げ去る。恋人に、親友に、家族に対してそれを繰り返し、ついにはスマホの電源さえも切って放置するに至った彼の行き着く先とは?
2018年の舞台に続いて、映画でも菅原裕一を演じることとなった藤ヶ谷。一瞬「また、裕一ができるんだ」と喜んだというが、「舞台であれだけしんどかったから、この三浦組が映像となった時に……と想像して(笑)。死にに行くような覚悟が要ると思って、めちゃめちゃテンション下がったのは覚えてます(笑)」と当時を振り返る。
「撮影期間中の1ヵ月半くらいはあまり寝てなかったんです。現場はやはり戦場なので。裕一という役は逃げまくるわりに、現場では一切逃がしてくれなくて(笑)。裕一、いいなって何度思ったことか(笑)」と話す藤ヶ谷の言葉からは、撮影の過酷さがひしひしと伝わってくる。
体力的にも精神的にもかなり追い込まれたという本作の撮影。その影響は終わった後も続き、「次の仕事があったとき、なんだか心が動かなくなっちゃっていた」と藤ヶ谷。「この映画を経て、自分のキャパを知ることができました」と、様々な意味で学びが多い撮影となったようだ。
グループ活動だけでなく、芝居やMCなど個人でも活動の幅を広げている藤ヶ谷だが、根底にあるのは「グループに還元したい」という思いだ。また、「何か突出してる人の方が、何でも器用にこなすより可愛げがあるふうに見えるのも理解できますが、納得いかない部分があるというか」と、活動の幅を広げる理由について語る。
「知っていただくチャンスというのは細いけど、いっぱいあると思っているので、全てを大事にして表現する。そうすると、MCもバラエティもやってる自分ができる芝居というのが、きっと、死ぬ前ぐらいに見つかんじゃないかなって」と藤ヶ谷。
さらに、「『やってて、よかった。全部手放さずにやっていて、よかった。自分にしかこれができないんだ』と言って、死ねたらいいな、と。今は模索中ですね」と今後の目標についても語ってくれた。藤ヶ谷太輔のインタビュー全文はこちら!
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