カンヌ映画祭が拒絶した衝撃作! 煉獄の地獄で独裁者たちが待つものとは…
東京国際映画祭で観客に大きな驚きと衝撃を与えたソクーロフ監督の最新作
鬼才アレクサンドル・ソクーロフ監督の最新作『独裁者たちのとき』より、ポスタービジュアルを紹介する。
・アメリカが最も恐れた男・プーチン 謙虚だった青年はなぜ“残酷な独裁者”になったのか?
・ロシアの監督とウクライナのPDが反戦メッセージ…『戦争と女の顔』はいまと同じ
昨年の東京国際映画祭で『フェアリーテイル』というタイトルで上映され、観客に大きな驚きと衝撃を与えた本作。ロシアの鬼才ソクーロフがダンテの「神曲」を彷彿とさせる冥界を舞台に、過去のアーカイブ映像から独特なデジタルテクノロジーで作り上げたヒトラー、スターリン、チャーチル、ムッソリーニという20世紀の独裁者たちが、時には滑稽に、時には暴力的に、そしてシュールに我々の生きる現代を貫き、未来を予言する。
深い霞に覆われた色のない廃墟の中で男たちが蠢いている。ヒトラー、スターリン、チャーチル、ムッソリーニなど第2次世界大戦時に世界を牛耳っていた独裁者たちだった。煉獄の晩餐が始まると、お互いの悪行を嘲笑、揶揄し、己の陶酔に浸っている。“地獄”のようなこの場所で“天国”へと続く扉が開くのを待っているのだったー。
独裁者たちのセリフは、過去の手記や実際の発言の引用によって作られている。ロシアによるウクライナ侵攻の年に完成した本作は物議を醸し、上映を予定していたカンヌ国際映画祭でのお披露目は中止になり、ロカルノ国際映画祭コンペ部門に出品されて大きな話題となった。
ポスタービジュアルは、夜明けとも夕暮れともとれる禍々しい雲のうねりを背景に、4人の独裁者の姿が切り取られている。これはおとぎ話か悪夢か、嘲笑と陶酔の晩餐がいま始まる。
『独裁者たちのとき』は、4月22日より劇場公開される。
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