望まぬ妊娠をした女子大生が義母と同居し…。ウェブ小説原作の感動作!
中絶を拒む姿を見た義母は…『別れが去った~マイ・プレシャス・ワン~』
人気ウェブ小説が原作。恋人ハン・ミンス(イ・ジュニョン/U-KISSジュン)の子を妊娠した美大生のチョン・ヒョ(チョ・ボア)は、男手一つで育ててくれた父親に知られず中絶するために、ミンスの母ヨンヒ(チェ・シラ)を訪ね、手術を終えるまで居座ると宣言する。ヨンヒは夫が愛人との間に子どもを作って家を出ても、決して離婚に応じず家に引きこもっていた。最初はヒョに無関心で冷たく当たるヨンヒだったが、次第に彼女を気遣うように。一方、母性が芽生えたヒョは出産を決意するが…。
・愛した男はドM!? 少女時代ソヒョン×イ・ジュニョンのアブノーマルなラブロマンス
ヒョが中絶手術開始直後に「ダメ!」とうなされる姿を見て、中止をかけ合ってくれたヨンヒ。それから出産に向けて動きだすも、夫、息子のミンス、ヒョの父親ら男性陣が押しかけてくる気配を察して、ヒョを守るために済州島へ逃避行するのはかっこいい。堕胎させたい男性陣を前に、ヒョの意思に任せるべきだとキッパリ言い放つ姿は、もはやミンスの母というよりもヒョの実母のような包容力を醸し出していた。
6年にも及ぶ妻VS愛人の壮絶な闘い!
ヨンヒの夫には、愛人との間に6歳になる女の子がいる。つまり、ヨンヒは6年間も離婚に応じず、高級マンションに1人で引きこもっているのだ。なぜそこまでするかというと、離婚さえしなければ、ヨンヒの夫の給料は妻であるヨンヒの口座に振り込まれる。ズルいと言ったらそれまでだが、夫と息子中心に生活してきたヨンヒにとっては、夫の給料だけが生きる術なのだ。度々愛人が早く離婚に応じるよう家に押し掛け、変な貼り紙をするのには驚いたが、妻の座に執着し続けるヨンヒの意地が様々なシーンから感じ取れ、複雑な気持ちになった。
韓国を代表するトップ女優の演技は感涙必至!
夫、息子との絆が薄れ家に引きこもる専業主婦ヨンヒを演じたチェ・シラは、1968年生まれの女優。84年にCMでデビュー後、大作時代劇に次々と出演を果たす。数々の賞を受賞経験のある韓国を代表するトップ女優としても有名だ。
ドラマの大ヒットを受けて原作はベストセラーに
韓国でドラマが大ヒットしたことで原作もベストセラー入りして話題になった本作。ヨンヒは、愛人の6歳の娘のことを気にかけ、度々彼女のスマホにケーキやアイスなどのギフト券を送ってあげている。つまり、ヨンヒは愛人の娘をも愛したいという非常に母性に溢れた女性なのだ。
この後、愛人の母がヨンヒの家に押し掛け、「離婚するまで動かない」と宣言する。ヨンヒにヒョ、愛人の母との奇妙な同居生活は果たしてどうなるのか? 登場人物1人1人についてじっくりと描いているだけに、見ていると全員に共感せざるを得なくなる。“母”という立場のみならず、誰もが家族の在り方について考えたくなる珠玉のドラマであった。(文:渡邉啓子/ライター)
『別れが去った~マイ・プレシャス・ワン~』
BS朝日:月~金曜日、午前8:30~10:00 放送中
Prime Videoなどにて配信中
DVD-BOX 1&2 各20,900円(税込)
レンタルは前14巻(全28話) レンタル中
発売元:ACM/ストリームメディアコーポレーション
販売元:ハピネット・メディアマーケティング
(C)2018MBC
※2023年2月の情報です
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