【週末シネマリサーチ】前編
〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
◆今週は、『64』が連勝か『ズートピア』が巻き返すか!
6月10日-11日のランキングは、『64-ロクヨン-後編』(東宝)が全国321スクリーンで公開され、初週土日動員28万2693人で初登場1位を獲得した。前編との対比で138.7%とほぼ読み通り。その前編も公開6週目でまだ6位にランクインしており、間隔を狭めての公開が吉と出ているようだ。ジョディ・フォスター監督作『マネーモンスター』(ソニーピクチャーズ)は、全国182スクリーンで公開され、初週土日動員4万5728人の7位という結果。やや予想を下回ったが、ジョディの来日効果は出ているようだ。
今週は、黒沢清監督最新作『クリーピー 偽りの隣人』(松竹、アスミック)、世紀の対決『貞子vs伽椰子』(KADOKAWA)、テレビドラマの映画化『MARS(マース) ただ、君を愛してる』(ショウゲート)などが公開。安定高値の『ズートピア』(ディズニー)が巻き返すのか? それとも新作がトップをとるのか……検証してみたい。
(※ランキングは初週土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
[今週の上位ランキング予想]
◎[3位予想]『クリーピー 偽りの隣人』(松竹、アスミック・エース)
〇[5位予想]『貞子vs伽椰子』(KADOKAWA)
▲[6位予想]『MARS(マース) ただ、君を愛してる』(ショウゲート)
△[8位予想]『10 クローバーフィールド・レーン』(東和ピクチャーズ)
☆『レジェンド 狂気の美学』(アルバトロス・フィルム)
(◎:大本命 〇:対抗 ▲:一発あり △:穴で ☆:期待)
◎【3位予想】『クリーピー 偽りの隣人』
前川裕の小説「クリーピー」を黒沢清監督、西島秀俊、香川照之、竹内結子出演で映画化したサスペンススリラー。
西島&竹内のコンビで思い出されるのが『ストロベリーナイト』(13年/東宝)。全国311スクリーンで公開され、初週土日動員24万1095人という高い数字を出した。西島は『劇場版 MOZU』(15年/東宝)が全国322スクリーンで公開され、初週土日動員17万374人、『脳内ポイズンベリー』(15年/東宝)が全国316スクリーンで、初週土日動員9万417人と、拡大系公開では確実に数字を出している。
本作は約260館での公開。西島&竹内ともにプロモーションには積極的に稼働しており、バラエティ番組への出演も見られる。6月6日には法政大学で行われた試写会に、サプライズで西島と竹内が参加。大学生に戻れるなら「合コンに行きたい」と竹内が発言し、大きく報道された。サスペンスホラーというやや間口が狭いジャンルだけに『ストロベリーナイト』ほどの爆発力があるかは微妙だが、10万人以上の集客は期待したいところだ。(後編「ホラー女王がまさかのコラボ!」に続く…)
・【週末シネマリサーチ】後編/今週は、怪演・香川照之と貞子・伽椰子の不気味対決!
【関連記事】
・【興行トレンド】原因は製作者と観客の保守化!? オリジナル脚本作品が激減した理由とは
・【元ネタ比較】豪華キャストでお得感? 驚きのラストも、映画ならではのカタルシス得る仕掛けか『ロクヨン』
・西島秀俊「若手の方々は本当に真剣」と東出昌大、川口春奈らをベタ褒め!
・貞子の影響で伽椰子までゆるキャラ化?
PICKUP
MOVIE
INTERVIEW
PRESENT
-
『型破りな教室』一般試写会に10組20名様をご招待!
応募締め切り: 2024.11.29 -
山口馬木也のサイン入りチェキを1名様にプレゼント!/『侍タイムスリッパー』
応募締め切り: 2024.11.15