先週末の6月25日より公開となった主演最新作『日本で一番悪い奴ら』の演技で第15回ニューヨーク・アジア映画祭のライジング・スター賞に輝いた綾野剛が渡米。現地時間6月28日にリンカーンセンターで行われた同賞の授賞式に白石和彌監督とともに登壇し、英語でスピーチした。
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上映を待ち望む幅広い世代の男女で満席の中、2人は登壇。今回が初ニューヨークとなる綾野は「会場のみなさま、本日はご来場いただきありがとうございます。ニューヨーク、最高です!」と英語で挨拶。観客からは歓声と祝福の拍手が鳴り響いた。
さらに綾野は「非常に光栄な賞をいただき、大変嬉しく思っております。私個人が、この賞を受賞したとは考えておりません。この『日本で一番悪い奴ら』という作品が評価され、私が代表として、今日この賞をいただいたのだと思っております。この作品に、白石監督に、そして本日この場にお越しくださった会場のみなさまに感謝申し上げます」と感謝の言葉を述べていた。
また、上映後に行われたティーチインでは、綾野は「笑いながら楽しんで見ていただいたことに、とても感銘を受けています。ある出来事をきっかけに、物語は重厚感を増していきますが、会場のリアクションもそれに応じて呼吸しているようで、そこは日本の劇場と似ていると感じました」とコメント。白石監督は「聞くところによると、ニューヨークでも警察の不祥事などがあるようですし、ギャングもいる。そのような環境で、どう見てもらえるのか不安でしたが、楽しんでもらえて安心しました」と話していた。
最後に綾野は「大変栄誉ある賞をいただきまして、感謝しかありません。今回、ニューヨークに来て、たくさんのパワーをいただきました。エンターテインメントのありとあらゆる可能性に満ち溢れていて、この地で体感したことを自らの糧にして、今後の作品にも生かしていきたいと考えています」と締め、会場からは大きな拍手が贈られていた。
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