【週末シネマリサーチ】前編
〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
◆プライベートが散々のジョニデ
『アリス〜』全米興収は厳しい結果だが…
6月24日-25日のランキングは、『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』(東宝/アスミック・エース)が、全国288スクリーンで公開され、初週土日動員18万8028人で初登場1位、宮藤官九郎監督作品では、過去最高の滑り出しを記録した。当欄6位予想だった『日本で一番悪い奴ら』(東映/日活)は、全国178スクリーンで公開され、初週土日動員5万1950人で8位。10位予想の『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』(松竹)は惜しくも13位という結果だった。
今週は、前作が興行収入118億円を挙げた『アリス・イン・ワンダーランド』の続編、『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(ディズニー)や『それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ』(東京テアトル)が3ケタの上映館数を確保。その他、公開規模は小さいが、数字的にも注目度の高い作品が揃った。
(※ランキングは初週土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
[今週の上位ランキング予想]
◎[1位予想]『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(ディズニー)
〇[5位予想]『それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ』(東京テアトル)
▲ 該当作なし
△[10位予想]『DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT”』(東宝映像事業部)
☆『セトウツミ』(ブロードメディア・スタジオ)
☆『ホーンテッド・キャンパス』(松竹)
(◎:大本命 〇:対抗 ▲:一発あり △:穴で ☆:期待)
◎【1位予想】『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』
ティム・バートン監督&ジョニー・デップのタッグで大ヒットした『アリス・イン・ワンダーランド』の続編。監督がジェームズ・ボビンに変わり、“時間”という概念をテーマに、過去にさかのぼる旅に出るアリスたちの奮闘を描く。
前作『アリス・イン・ワンダーランド』は、全国855スクリーンで公開され、初週土日動員が82万8149人という非常に高い数字で初登場1位を飾った。その後も勢いは衰えず、最終的には興行収入118億円を記録し、2010年の年間1位に輝いた。本作は、5月に全米で約3700館で公開され、オープニング興収約2685万ドルという結果。前作が同規模での公開で約1億1600万ドルを記録したことを考えると、非常に厳しいスタートとなった。
本作は約350館での上映。6月20日には来日会見、翌21日にはジャパンプレミアが行われ、アリス役のミア・ワシコウスカ、ジェームズ・ボビン監督、プロデューサーのスザンヌ・トッドが来日。日本のお茶会をイメージした畳や床の間での会見で、ミアは目を輝かせ日本の文化を堪能する姿が報道された。全米でのスタートが影を落とすが、ミアをはじめ、ジョニー・デップ、アン・ハサウェイらも続投。前作ほどまでは行かないだろうが、最低でも30万-40万人は集客したいところだ。(後編「大穴はあのカリスマ・ロックスターの密着映画!?」に続く…)
・【週末シネマリサーチ】後編/傷心ジョニー・デップに追い打ち、新作がアメリカでは絶不調?
【関連記事】
・6月の興収1位はあのクソ無責任ヒーロー! 若者のハートをつかんだPR戦略とは!?
・音楽ファンにも人気の脚本家が紡ぐ、移民女性の物語
・『帰ってきたヒトラー』2週目の週末も絶好調で満席続出!
・驚きの新・色域規格! 自然界の色彩をほぼ100%再現
PICKUP
MOVIE
INTERVIEW
PRESENT
-
【舞台挨拶あり】齊藤工が企画・プロデュース『大きな家』公開直前舞台挨拶付試写会に15組30名様をご招待!
応募締め切り: 2024.11.22 -
『型破りな教室』一般試写会に10組20名様をご招待!
応募締め切り: 2024.11.29