藤原竜也と松山ケンイチが“共犯者”となるサスペンスが初登場1位! 今週のNetflix日本TOP10

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『ノイズ』
Netflix日本Top10(映画/2月6日~2月12日)第1位の『ノイズ』

デスノートコンビが15年ぶりの本格共演を果たした『ノイズ』

【Netflix TOP10】Netflixがオリジナル作品やライセンス作品を対象に、毎週の人気作品をランキングする「Netflix TOP10」。今回ピックアップするのは、「Netflix日本TOP10」(映画)から、1位にランクインした『ノイズ』(22年)。筒井哲也の同名漫画を実写化した本作は、些細なノイズ(悪意)が悪意の連鎖を生み出して島の運命を狂わす様子を描いた新感覚サスペンス。 “デスノートコンビ”の 藤原竜也と松山ケンイチをW主演に迎え、約15年ぶりとなる彼らの本格共演も話題を呼んだ。

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親友同士と新米警官が殺人の隠ぺい工作に走るが…

過疎化が進む絶海の孤島「猪狩島」は、島の青年・泉圭太(藤原竜也)が生産した黒イチジクが高く評価されたことで、多額の特別交付金の支給が決定した。だが平和な日常は、小御坂睦雄(渡辺大知)の登場により一変。小御坂の不審な言動に違和感を覚えた圭太と、幼なじみの猟師・田辺純(松山ケンイチ)、新米警察官の守屋真一郎(神木隆之介)の三人は小御坂を追い詰めていくが、誤って小御坂を殺してしまう。さらに小御坂の正体は、警察に追われる凶悪犯であることが判明し……。

親友同士による決死の「隠ぺい工作」の顛末を追うサスペンスストーリーを軸に、それぞれの視点から語られる心の葛藤や複雑な人間ドラマを描いていく本作。〈死体がバレたら終わり〉の極限状況の中、広がる警察の捜査の手、不穏な島民たちの動向、徐々に浮き彫りになっていく人間の本性……。閉ざされた空間で巻き起こる怒涛の展開と予測不能のラストに注目したい。

極限状態によって衝撃の事実があぶり出される

本作のポイントは、平穏な日常が一つのノイズによって崩壊するところにある。藤原と松山が見せる圭太と純の何気ない「日常の一コマ」をしっかりと描写してから、小御坂演じる渡辺が醸し出す異様な空気感でいっきに「非日常」へと引きずり込む。そして、視聴者と近しい存在の神木演じる真一郎が隠ぺい工作を提案することで、大切なものを守るため深みにはまっていく彼らの姿をより際立たせるのだ。二つの歯車が狂う時、隠された衝撃の真実をジワジワとあぶり出していくのが、本作の見どころだ。

今週(2月6日~2月12日)から初登場1位に躍り出た本作。現在絶賛放送中のドラマ『Get Ready!』には藤原が、『100万回 言えばよかった』には松山が出演しているが、話題作への出演が続く彼らの今後の再共演にも期待が高まる。また、今回のランキングでは『ハリー・ポッター』シリーズが半分を占める中、上位4作を邦画が独占する結果となった。(文:U)

【Netflix日本Top10(映画)/2月6日~2月12日】
1位『ノイズ』
2位『CUBE 一度入ったら、最後』
3位『ヘルドッグス』
4位『新解釈・三国志』
5位『ハリー・ポッターと賢者の石』
6位『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
7位『茜色に焼かれる』
8位『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』
9位『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
10位『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』