1982年にエクササイズビデオが大ヒットしたオスカー女優
【輝けるセレブたち】「人生100年時代」と言われるなか、誰もが目指しているのは生涯現役であること。そのためには、心と身体の健康を維持することが何よりも大事になってきます。そして、まさにそれを実践している女優の一人と言えば、85歳のジェーン・フォンダです。
・名女優たちが官能的小説に感化!?『また、あなたとブッククラブで』ビル・ホルダーマン監督×ジェーン・フォンダ インタビュー
1970年代に『コールガール』と『帰郷』でアカデミー賞の主演女優賞を2度獲得したのち、現在にいたるまで数々の映画やドラマへの出演を続け、第一線を走り続けています。女優業のかたわら、1982に発売したエクササイズビデオが世界で大ヒット。“エアロビの女王”と呼ばれていたこともあるほどです。早さを遅くしたり、ウエイトを軽くしたりしているものの、40年以上も同じワークアウトは続けているといいます。その効果もあって、85歳になったいまなお、昔を変わらぬ見事なスタイルをキープしており、美しいたたずまいは多くの女性たちにとって憧れの存在です。
「孫の抱っこもメイクラブもできる丈夫な体」を維持、大病も乗り越える
とはいえ、運動を始めたのは意外と遅く、30代後半から40代前半の頃。そこから人生が大きく変わったと明かしています。特に、うつ病が多い家系であるジェーンは、30年近く摂食障害に悩まされた経験がありますが、運動によってメンタルヘルスが改善されたのだとか。「3歳の孫を抱きあげることも、メイクラブもできるほど丈夫な体を保っている」と明かしているほどです。
ジェーンといえば昨年の9月に悪性リンパ腫と診断されたことを公表して世界中が心配をしていましたが、12月には化学療法も終了し、現在は無事に寛解。ますます精力的に活動をしており、その姿からはたくさんの元気と勇気をもらうことができます。
60歳を目前に「後悔する人生を送りたくない」と人生を見直し、自分の行動に明確な目的を持つようになったというジェーン。今では「年齢は“ただの数字”」と捉えているそうです。老け込んでしまうか若くいられるかは自分次第だと体現するジェーンが教えてくれるのは、肉体的だけでなく、精神的にも健康でいることの大切さ。人生の大先輩から、長い人生を幸せに生きる方法を学んでみては?(文:志村昌美/ライター)
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