「高齢者は集団自決すればいい」成田発言が物議を醸すなか、 老人の自死制度を描く『PLAN 75』が再上映

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『PLAN 75』
(C)2022『PLAN 75』製作委員会/Urban Factory/Fusee

日本アカデミー賞の優秀主演女優賞&優秀脚本賞受賞、30カ国以上で配給

経済学者の成田悠輔氏が、「高齢者は老害化する前に集団自決、集団切腹みたいなことをすればいい」と主張し、物議を醸している。あらためて高齢化社会の問題に関心が集まるなか、75歳以上が自ら生死を選択できる制度が施行された日本を舞台にした映画『PLAN 75』が、新宿ピカデリーで再々上映されることが決定した。

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本作は、75歳以上が自ら生死を選択できる制度〈プラン75〉に大きく翻弄される人々の姿を描いた衝撃作だ。主人公・角谷ミチを演じるのは倍賞千恵子。共演に磯村勇斗、河合優実、たかお鷹やステファニー・アリアン、大方斐紗子、串田和美らが顔を揃える。脚本・監督は、本作が長編初監督作品となる早川千絵が務める。

PLAN75 倍賞千恵子

日本での公開初週には、メイン館となる新宿ピカデリーの動員数で『トップガン マーヴェリック』(22年)を抑えて1位を記録。シネスイッチ銀座では、金曜日の初回からチケットを求めて観客が長蛇の列をなし、土日も満席の回が続出。30代以降の映画ファンを中心に幅広い客層に支えられ、全国各地の映画館でロングラン上映を続け、現在は興行収入3.4億円に迫っている。

また、第75回カンヌ国際映画祭カメラドール特別表彰に加え、第46回日本アカデミー賞の優秀主演女優賞&優秀脚本賞を受賞し、フランス、シンガポール、タイ、台湾など30カ国以上の国と地域で配給されるなど、世界各国でも評価を受けている。

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この度、3度目の新宿ピカデリーでの上映決定を受け、主演の倍賞は「監督をはじめ、キャスト、スタッフの皆さんと同じ方向を向いて一生懸命に作り上げた作品を多くの方にご覧いただけて嬉しいです」とコメント。なお、早川監督は次回作に向け、脚本を執筆し始めたとのことで、今後の更なる活躍に高い期待が寄せられている。

『PLAN 75』は上映中。

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