福士蒼汰主演で、第21回電撃小説大賞「メディアワークス文庫賞」に輝いた、北川恵海原作の人気小説「ちょっと今から仕事やめてくる」が、同名で映画化されることがわかった。
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本作は、仕事のノルマが厳しく、精神的に追い詰められた青山隆が、疲労のあまり駅で倒れ、電車にはねられそうになったところを、幼馴染みと名乗る謎の男ヤマモトに助けられるところからはじまるストーリー。
隆にはヤマモトの記憶がまったくないものの、大阪弁でいつも爽やかな笑顔を見せる彼と出会ってから、隆は本来の明るさを取り戻し仕事の成績も上がってゆく。そんなある日、隆はヤマモトが深刻な表情で墓地行きのバスに乗るところを見かける。不審に思った隆がヤマモトについて調べてゆくと、何とヤマモトは3年前に自殺していたことがわかる。それではヤマモトと名乗る男は何者なのか? その真実が明らかとなるラストには、誰もが涙する感動が待ち受けている。
福士が演じるのは主人公で謎の男・ヤマモト役。青山隆役を、福岡ソフトバンクホークス監督の工藤公康を父に持ち、ドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』『あさが来た』などに出演し注目の若手俳優・工藤阿須加が演じる。
また、映画『小さいおうち』でベルリン国際映画祭で銀熊賞に輝き、ドラマ『重版出来!』では初の連ドラ主演をつとめた黒木華が、隆の職場の先輩で営業部のエース・五十嵐美紀役、ヤマモトの過去を知る大場玲子役を小池栄子、隆を追い詰める部長の山上役を吉田鋼太郎が演じ、『八日目の蝉』『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』の成島出監督がメガホンをとる。
福士は本作について「今回演じるヤマモトは、幽霊のような、また神のような謎の存在でとても魅力的です。人を惹きつける“何か”を出せればと思いますが、難易度が高いのは大阪弁です。監督にお勧めして頂いたやすしきよしさんのDVDや、テレビで関西の芸人さんを注意して見るようにして、ひたすら染み着くように頑張ります」と大阪弁習得に意欲を燃やすと、初共演となる工藤については「とても真面目で前向きな方だなという印象があります。工藤さんとのシーンがほとんどなので、2人で作品の空気を作れたらと思います」とコメント。
一方、工藤は「今回この役を頂けた事にプレッシャーを感じますが、同時にとても嬉しく思います。福士さんとの芝居の掛け合いを楽しみながら、日々集中して成島監督の現場に挑みたいと思っています」と述べている。
『ちょっと今から仕事やめてくる』は2017年初夏より全国東宝系にて公開となる。
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