合言葉は「萌え萌えキュン」!
3月6日のテレビ番組『しゃべくり007』にリモート出演した「ホストのタナカさん」。ゲストのKARAが「一緒に写真を撮った」と大はしゃぎするほど、今、韓国の若者の間で人気を博している“日本人キャラ”らしい。日本で10年ほど前に流行った「萌え萌えキュン」を韓国の若者たちに広めた彼の魅力に迫る。
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キムタクがスマスマで演じたホスト×DAIGO!?
「日本人ホストのタナカさん」を演じるのは、韓国の芸人でユーチューバー、キム・ギョンウク。定番のスタイルはジーンズ、アルマーニのTシャツ、毛皮のジャケットと一昔前のバブリーな時代を彷彿とさせる。その上、前髪が目にかかるシャギーカットに、韓国語で「イケメン」と書いた黒のキャップをかぶっているのが笑える。これらのファッションはキムさんが好きな約20年前の日本を意識したという。『SMAP×SMAP』でキムタクが演じていたNo.1ホストのヒカルと、DAIGOの手の動きを足して2で割ったようなキャラクターだ。
「ホストのタナカさん」とは、キムさん自身が新宿・歌舞伎町のホストだったタナカさんをスカウトし、韓国で歌手として売り出したという設定。2022年後半にリリースした曲「ワスレナイ」は、2023年2月に韓国のカラオケで歌われた日本曲1位にランクインした。MVを見ると、「ホストのタナカさん」が夜の歌舞伎町を徘徊している映像なのだが、歌は思い切り韓国語だ。タイトルは「忘れない」と出るのに歌は韓国語。いろいろな意味で斬新なのが人気の秘訣でもあるのだろう。
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韓国の時代劇ドラマや映画には、度々“悪役”として“怖い日本人”が登場していた。「ホストのタナカさん」は、そんな“怖い日本人”とは一線を画し、日本人が苦手とされる韓国語の発音を誇張した話しぶりや、コミカルな動きが「カワイイ」と評判のようだ。
日韓関係の改善に伴い、日本へ旅行に行く韓国人も急増する昨今。タナカさん自身はそこまで計算していたかどうか定かではないが、当然日本進出も視野に入れているという。先日リモート出演した『しゃべくり007』はその一環ともいえるのだろうが、WBCの日韓戦ではリポーターにも抜擢された。「リリコ」という新キャラ登場の噂も聞かれるようになったとはいえ、まだまだ彼の人気はしばらく続きそうだ。
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