【興収レポート】永瀬廉の出演作が春映画1位、2位は目黒蓮主演作、3位は庵野秀明監督作
興収を落としてきた『ドラえもん』シリーズ、V字回復なるか
【興収レポート】3月公開作の1位は『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』。空に浮かぶ理想郷でドラえもんとのび太たちが冒険を繰り広げる。ゲスト声優に永瀬廉、山里亮太、藤本美貴が参加している。公開後24日間の興収は25.5億円で、前作『のび太の宇宙小戦争2021』(総興収26.9億円)の155%。このままのペースで興収を伸ばせば、最終的に興収40億円以上が見込める。19年公開『のび太の月面探査記』の総興収が50.2億円、20年『のび太の新恐竜』が33.5億円、22年『のび太の宇宙小戦争2021』が26.9億円。コロナ禍に公開された『ドラえもん』シリーズは興収を落としてきたが、『のび太と空の理想郷』でようやくV字回復を成し遂げそうだ。
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2位は『わたしの幸せな結婚』。累計発行部数650万部を誇る顎木あくみの小説&コミックを主演・目黒蓮、ヒロイン・今田美桜で映画化。明治・大正期を思わせる架空の世界を舞台に、心を閉ざしたエリート軍人と、家族に虐げられて育った少女の政略結婚から始まる異色のラブストーリーだ。公開後9日間で興収12.7億円。Snow Manのメンバーが総出演した『おそ松さん』(16.7億円)の興収をもうすぐ超えそう。『おそ松さん』がコメディなのに対し、『わたしの幸せな結婚』はラブストーリー。ファンが見たかったのはラブストーリーだったようだ。
3位は『シン・仮面ライダー』。「仮面ライダー」生誕50周年企画として庵野秀明の監督・脚本で新たに映画化。主人公の本郷猛/仮面ライダー役に池松壮亮、ヒロイン・緑川ルリ子役に浜辺美波、一文字隼人/仮面ライダー第2号役に柄本佑が扮した。公開後9日間の興収は11.5億円で、『シン・ウルトラマン』(総興収44.4億円)の57%。このままのペースで興収を伸ばせば、最終的に興収25億円程度が見込めそうだ。(文:相良智弘/フリーライター)
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[2023年2月公開作ランキング]
1位『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』25.5億円
2位『わたしの幸せな結婚』12.7億円
3位『シン・仮面ライダー』11.5億円
(ムビコレ調べ。3月26日時点)
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