10歳少女が年老いた族長と強制結婚!日本公開される初のパキスタン映画『娘よ』予告編解禁

#パキスタン

『娘よ』
(C) 2014-2016 Dukhtar Productions, LLC
『娘よ』
(C) 2014-2016 Dukhtar Productions, LLC
『娘よ』
(C) 2014-2016 Dukhtar Productions, LLC
『娘よ』
(C) 2014-2016 Dukhtar Productions, LLC
『娘よ』
(C) 2014-2016 Dukhtar Productions, LLC
『娘よ』
(C) 2014-2016 Dukhtar Productions, LLC
『娘よ』
(C) 2014-2016 Dukhtar Productions, LLC
『娘よ』
(C) 2014-2016 Dukhtar Productions, LLC
『娘よ』
(C) 2014-2016 Dukhtar Productions, LLC
『娘よ』
(C) 2014-2016 Dukhtar Productions, LLC

2014年度の第87回アカデミー賞外国映画賞のパキスタン代表作に選ばれた『娘よ』。日本で公開される初のパキスタン映画となるこの作品の予告編が到着した。

パキスタン映画『娘よ』のその他の写真

パキスタンの女性監督アフィア・ナサニエルの初監督作品となる本作は、パキスタンの山岳民族間の掟に翻弄される母と娘が、掟から逃れるべく行動を起こす、追う者と追われる者の逃避行を描いた緊迫のサスペンス映画だ。

舞台はパキスタンの山奥。多くの部族が割拠し、それぞれが部族の掟を厳守しながら、お互いに微妙な均衡関係を保っていたこの地で、ある日、部族間で衝突がおき、その代償として老部族長とまだ10歳の幼い娘との婚姻が求められる。その事実を知った母親アッララキは、幼い娘を守るために、部族からの脱出を決意する。

構想10年。パキスタンのある村で起こった実話に触発されて制作準備が開始された作品だ。アフィア・ナサニエルは監督、脚本、プロデューサーの3役をこなし、パキスタンの壮大な自然のもとで大ロケーションを敢行。山岳地帯に繰り広げられる緊迫感に満ちた母と娘の逃避行を、愛と友情も絡めた大きなスケールの人間ドラマとして描き、見る者の心を捉えて離さない。

本作は海外ですでに高い評価を得ており、トロント映画祭(14年)でプレミア上映され、その後世界20ヵ国以上で上映。ソノマ映画祭最優秀国際映画賞、南アジア国際映画祭では最優秀監督賞と最優秀作品賞をダブル受賞するなど数多くの賞を受賞。満を持しての日本公開となった。

主演の美しく若い母親アッララキには、主に舞台で活躍し、映画、テレビにも活動の場を広げるパキスタンの名女優サミア・ムムターズ。幼い娘のゼナブ役には多数のCM作品に出演し、この『娘よ』でスクリーンデビューを飾ったサレア・アーレフ。逃避行の母娘を助けるトラック運転手には、舞台出身で人気と実力を兼ね備えたパキスタンNO.1男優モヒブ・ミルザが扮している。

『娘よ』は2017年3月25日より岩波ホールにて公開となる。

INTERVIEW