いよいよ2016年も12月に入り、一年の総括をまとめる時期となってきた。そこで、今年を代表するドラマを決める“前哨戦”ともいえる11月のHulu月間ランキングのなかから、話題作にフォーカスしてみたいと思う。
・11月公開作ランキング、ダントツ1位は『ファンタビ』。異例の3日連続来日イベントも奏功
6位の『キャバすか学園』と9位の『代償』を除き、先月の月間ランキングと顔ぶれは同じで、全体のラインナップに大きな変化はみられなかった。しかし、11月に入って以降、4週連続で(週間ランキングの)1位を走り続けてきた『ウォーキング・デッド』がついに『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』から月間トップの座を奪った。そこで、ここまで多くの人を熱狂させる魅力とは何かを探っていきたい。
それだけでなく、“ウォーカー”と呼ばれるゾンビたちも見逃せないポイントのひとつ。エミー賞で2年連続メイクアップ賞を受賞したこともあるだけあって、衝撃度も高く、リアルすぎて食欲が失せたという人もいるほどなので、なるべく食事中の鑑賞は控えたほうがよさそうだ。
そして何といっても、本作は究極のパニック・サバイバル・ドラマであると同時にヒューマンドラマの要素も兼ね備えていることが多くのファン獲得につながっている。個性豊かな人物が数多く登場することもあり、視聴者たちが誰かしらに共感できるようになっているのも、人気の秘密といえるだろう。
はたして、『ウォーキング・デッド』がこのまま独走状態をキープし、年末までトップを守りきるのか、それとも来週で最終回を迎える『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』がふたたび息を吹き返すのか、その行方に注目が集まっている。(文:志村昌美/ライター)
【Hulu 11月の月間ランキング/TVシリーズ総合】
1位『ウォーキング・デッド』
2位『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』
3位『デスノート NEW GENERATION』
4位『徳井と後藤と芳しの指原が今夜くらべてみました』
5位『THE LAST COP/ラストコップ』
6位『キャバすか学園』
7位『レンタル救世主』
8位『マツコ会議』
9位『代償』
10位 ゲーム・オブ・スローンズ
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