ブラッド・ピット、我が子との面会にも制限! 大物の離婚が相次いだ2016年
(…前編「SNSでの交際アピールで評判を落とした英国紳士とは?」より続く)
【2016年の男と女、恋愛・結婚事情 ハリウッド編/後編】
●「子はかすがい」はもはや通用しない?
今年は何と言っても大物中の大物夫婦の離婚が相次いだことが印象に残る。
まずはジョニー・デップと23歳下のアンバー・ハード。昨年2月に挙式して1年余りのスピード離婚は、今年5月のアンバーによる離婚申請から始まった。アンバーは顔にあざのある写真を公開するなど、ジョニーからDVを受けていたと主張、ジョニー側は否定し、双方の中傷合戦が始まったことから、離婚成立までは長期化、泥沼化が予想されたが、8月に和解が成立。ジョニーが700万ドルの和解金を支払うことで合意した。
もう1組は、子沢山のオシドリ夫婦のイメージが強かったアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピット夫妻。2004年に共演をきっかけに出会い、ブラッドと当時の妻ジェニファー・アニストンとの離婚を経て、事実婚関係となって実子3人を含む6人の子どもを育ててきた2人は、アンジェリーナのがん予防のための乳房、卵巣・卵管切除手術なども乗り越えてきた。
2014年には、ついに法的に夫婦となり、アンジェリーナの監督作『白い帽子の女』で夫婦共演を果たすなど、公私ともに良きパートナーと思われていたが、偶然にも同作の日本公開とほぼ同時期の今年9月にアンジェリーナが離婚を申請。ブラッドの薬物使用や子育ての方針をめぐっての対立が原因と言われているが、アンジェリーナの申請は、ブラッドと長男マドックスが飛行機内で口論となった際にブラッドが暴力をふるったことがきっかけになったと言われている。
現在2人は別居し、子ども達はアンジェリーナと同居。ブラッドと子ども達の面会はセラピスト同席で許可されているが、子どもたちの心は離れてしまっているという。ブラッドは共同親権を、アンジェリーナは全面的な身上監護権を求めて争っているが、12月初旬にアンジェリーナが主要な親権を持ち、ブラッドは引き続きセラピスト同席での面会が許可されるという形で一時的な合意に達している。
彼ら以外にも、結婚はしていないがナオミ・ワッツとリーヴ・シュレイバー、ドリュー・バリモアとウィル・コペルマン夫妻、トビー・マグワイアとジェニファー・メイヤー夫妻など、子どももいて、比較的長く続いて円満そうだったカップルの破局ニュースが多く伝えられた2016年。子はかすがいという発想は、もはや通用しなくなったのかも。
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