山崎賢人が調律師役で三浦友和と共演! 本屋大賞に輝く『羊と鋼の森』映画化

#山崎賢人

『羊と鋼の森』で共演する山崎賢人(左)と三浦友和(右)
『羊と鋼の森』で共演する山崎賢人(左)と三浦友和(右)

「火花」「君の膵臓をたべたい」などを抑え、「2016年 本屋大賞」第1位を受賞し実写映画化も発表されていた「羊と鋼の森」のメインキャストとして、山崎賢人と三浦友和の名前が発表された。

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宮下奈都による原作は、本屋大賞のほか、紀伊國屋書店スタッフが選ぶ「キノベス!」や、『王様のブランチ』書籍コーナーの年間ベスト1を選出する「ブランチブックアワード」でも1位に輝き、史上初の三冠を達成。直木賞にもノミネートされた話題作だ。

ピアノの調律に魅せられた1人の青年の成長物語で、北海道の高校に通う主人公の外村直樹(とむら・なおき)が、調律師の板鳥宗一郎(いたどり・そういちろう)と出会い、感銘を受け、ピアノの調律師として生きていくことを決意。板鳥がいる江藤楽器で働き始め、ピアノと繋がる多くの人と出会い、調律師としての自分を探し求め成長していく姿を描き出す。

ピアノに魅せられる主人公の外村役に山崎。昨年末よりピアノの調律の練習を重ねているという。その外村に感銘を与え、彼の人生を導いていく調律師の板鳥に三浦が扮する。メガホンをとるのは、2015年に長編初監督作品となる『orange-オレンジ-』が興収32.5億の大ヒットとなった橋本光二郎監督。

本作出演に山崎は「原作を読んで音、景色、匂い、人と人との関係、全てが繊細で丁寧ですごく優しい空気で描かれているなと思いました。才能が必要なのか、努力が必要なのか、誰の為の仕事なのか、調律師、そして、人として悩み、失敗しながらも一歩一歩成長していく外村にすごく共感しました。どの職業で生きている方にも共感してもらえるものが必ずあると思います。調律そして、森とピアノの独特の表現をどう映像にしていくのかすごくわくわくしています。そして外村直樹をとにかく一歩ずつ丁寧に生きたいと思います。『orange』でお世話になった橋本監督、そして大先輩である三浦友和さんと共演させて頂くこともすごく楽しみです」と話している。

三浦は「一人の高校生が調律師になりたいと思うきっかけになったピアノの一音。森の匂いのする音、景色の見える音。どう映像化し、聞かせるのか、橋本監督に一読者として期待しています。我々俳優陣も原作の音色を壊さないよう、より繊細な心で臨みたいと思います」とのコメントを寄せている。

『羊と鋼の森』は、原作の舞台でもある北海道で2月から本格ロケがスタート。2018年、全国東宝系にて公開となる。