人類史上最大の建造物「万里の長城」を舞台にした伝説の戦いを、マット・デイモン主演で描いたアクション大作『グレートウォール』。巨匠チャン・イーモウ監督がメガホンをとったこの作品のL.A.プレミアが、現地時間2月15日にTCLチャイニーズ・シアターで行われ、ブラックカーペットが敷き詰められる中、デイモン、イーモウ監督をはじめ、ペドロ・パスカル、ジン・ティエンらが登場した。
・[動画]マット・デイモンが万里の長城でバトル!/映画『グレートウォール』予告編
本作は、噂で聞く強力な武器の火薬を探し求め旅する傭兵のウィリアムが、馬賊などに襲われ、生き残った仲間のトバールとともに万里の長城にたどり着くところからスタート。だが、そこでは、まさに今、60年に1度城壁の外から襲いかかってくる強大で圧倒的な数を誇るモンスター軍団との対決が迫っていた。そうした中、これまで自分のためだけに戦ってきたウィリアムが、この城壁で民を守ろうする仲間たちとともに、命懸けで戦うというストーリー。
主人公のウィリアム役を演じたデイモンは、迫力のアクションシーンが話題の本作について「僕がこれまで関わった映画でも最高の規模だよ。これまでに他の大作にも関わってきただけど、この作品は飛び抜けているね。撮影には100人もの通訳がいたんだ、だからセットに行くと軍隊に入ったみたいだったよ、圧巻だった」と話し、「スペクタクルなシーンや展開が満載だし、敵が壁を襲い人間が壁を守る、迫力あるシーンだらけだ。とにかく楽しんでほしい」とアピール!
デイモン演じるウィリアムの仲間で、一緒に万里の長城にたどり着くトバール役を演じたパスカルは、プレミアに参加した感想について問われると「信じられない気分だよ。昔から、妹と一緒に好きな映画を選んでは、チャイニーズ・シアターで行われるプレミアに来てたんだ。本当にエキサイティングだよ」と興奮した様子。かねてより大ファンで、出演を熱望していたというイーモウ監督に関しては「彼は素晴らしいよ! 僕のこれまでの人生において、チャン・イーモウは最も好きな映画監督の1人で、彼の映画を全部見ているよ。イーモウとの仕事が現実になって、夢がかなったという感じだ」と熱く語った。
そのイーモウ監督は「中国とアメリカのフィルムメーカーがここまで密に共同作業したのは初めてといえる作品だから、これが偉大なスタートとなることを願っているよ」と喜びをあらわにし、本作の見どころについて聞かれると「スケールの大きい戦闘シーンやモンスターのシーンももちろんだけど、マット演じるウィリアムの変化と成長、彼が欲を捨てて仲間を信じてヒーローになっていく姿、そこから観客のみなさんが何か受け取ってくれることを願っているよ」と呼びかけ、アクションシーンだけでない本作の魅力をしっかりアピールしていた。
『グレートウォール』は4月14日より全国公開となる。
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