前後篇合わせて興収62.7億円という大ヒットを記録した『GANTZ』。その原作者である奥浩哉が2014年から「イブニング」誌上で連載をスタートさせ、既刊8巻で200万部を突破。昨年末に実写映画化が発表された『いぬやしき』のメインキャストが発表となった。
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本作の主人公は、家庭では信頼も威厳もない、会社でも出世もない、冴えない初老のサラリーマン・犬屋敷壱郎(いぬやしき・いちろう)。謎の事故に巻き込まれて目を覚ますと、見た目は変わらないまま、体の中が未知の機械でできたサイボーグになっていた。犬屋敷はその能力を活かし、人助けに自分の存在意義を見出すようになる。だが、犬屋敷と同じ能力を持った高校生・獅子神皓(ししがみ・ひろ)は悪事に手を染めていき、やがて自分に敵対する総ての人間を殲滅するために動き出す。獅子神によって危機的状況に陥ってしまった日本を救うべく、史上最弱のヒーロー、犬屋敷が立ち上がる!
主人公・犬屋敷壱郎役には、『竜馬の妻とその夫と愛人』(2002年公開)以来、映画主演は16年ぶりとなる木梨憲武。実年齢より老けて見える同役を演じるに当たり、特殊メイクを施して「おじいちゃんヒーロー」役に挑む。その犬屋敷と同じ能力を持ち、人間を殲滅しようとしていく獅子神皓役には佐藤健が扮する。
さらに、獅子神の幼馴染で、犬屋敷と組んで獅子神を止めようとする安堂直行役を本郷奏多。獅子神に好意を抱き、彼に寄り添う女子高生・渡辺しおん役を二階堂ふみ。父を疎ましく思う犬屋敷麻理役を三吉彩花。犬屋敷の息子・犬屋敷剛史役を福崎那由他(ふくざき・なゆた)。犬屋敷壱郎の妻・万理江役を濱田マリ。獅子神の母・優子役を斉藤由貴。獅子神の起こした事件を追う、映画オリジナルキャラクター・萩原刑事を伊勢谷友介と、個性豊かな実力派俳優陣が脇を固める。『GANTZ』の佐藤信介監督がメガホンをとる。
獅子神皓役を演じる佐藤は「初めての悪役です。実年齢とはかけ離れた役ですし、僕が演じてもいいのかという葛藤もありました。しかし、ここまでスケールが大きく、心惹かれるキャラクターを前に、俳優としてこの役を演じたいという気持ちを抑えることができませんでした。お受けしたからには、これまでの役者人生で培ってきたすべてを注ぐ意気込みです。木梨さんはこの世界の大先輩ではありますが、敵役として全力でぶつかっていけたらと思います」と意気込みを語っている。
『いぬやしき』は3月1日から4月末まで都内で撮影し、2018年全国東宝系にて公開予定となっている。
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