(…前編「これでまだ18歳!? 中川大志の大人びた魅力にドキドキ」より続く)
ポスト菅田将暉・山崎賢人を探せ!
若手イケメン俳優をチェック【後編】
また、『ReLIFE リライフ』には先月封切られた人気少女漫画が原作の『PとJK』に出演していた高杉真宙も出演。彼は『PとJK』ではヤンキー系の金髪男子高校生・大神(おおかみ)に扮し、『ReLIFE』では茶髪で一見チャラい男子高校生・大神(おおが)を演じている。読みは違うが奇しくも名前が一緒なら見た目も似た役柄で、高杉は顔が小さくて等身のバランスが良く、背が高くはないもののスタイル抜群。
黒目がちな大きな目も印象的で、20歳となった今でこそ男らしくなってきたが、中性的な可愛らしさも合わせ持っている。若手イケメン俳優の登竜門である『仮面ライダー』出身でTVシリーズ『仮面ライダー鎧武/ガイム』に出演、2010年には『カルテット!』で早くも映画初主演に抜擢され、2014年の『ぼんとリンちゃん』でも主演を果たしている。中島哲也監督の衝撃作2014年の『渇き。』ではエグい不良役を演じて新境地も開いている。
今後も『想影』と『逆光の頃』と2本の主演映画の公開が予定され、『トリガール!』『散歩する侵略者』『プリンシパル〜恋する私はヒロインですか?〜』と主演作が目白押しでブレイク間違いないだろう。
もうひとり、個人的に注目したいのは公開中の青春ミステリー『ハルチカ』に出演している清水尋也だ。
スポットライトを浴びたのは高杉も出演した『渇き。』の“ボク”役だろう。不憫なまでに壮絶なイジメを受ける“ボク”は清水の個性的な顔立ちも相まって観客にインパクトを与えた。 続く映画出演作2015年の『ソロモンの偽証』では打って変わって凶悪な不良役、アクション大作『ストレイヤーズ・クロニクル』ではスパコン並みの記憶力を持つ超能力少年役を力演。
大ヒットコミックを映画化した2016年の『ちはやふる』ではライバル校のドSなかるた部主将を演じ、『ハルチカ』では不登校で留年した大人しくて優しい男子高校生役に扮している。兄の俳優・清水尚弥と同じくクセのある顔にクセのある役どころを演じることが多いが、役によって雰囲気がガラリと変わるのも特徴だ。
演技力を生かしたカメレオンぶりでポスト菅田将暉となるか。今はまだ筆者のスマホの予測変換に対応されてない知名度だが、今後の活躍に目が離せない存在だ。(文:入江奈々/ライター)
『ReLIFE』は4月15日より全国公開される。
入江奈々(いりえ・なな)
兵庫県神戸市出身。都内録音スタジオの映像制作部にて演出助手を経験したのち、出版業界に転身。レンタルビデオ業界誌編集部を経て、フリーランスのライター兼編集者に。さまざまな雑誌や書籍、Webサイトに携わり、映画をメインに幅広い分野で活躍中。
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