映画『無限の住人』のジャパンプレミアが4月19日に東京国際フォーラムで行われ、主演の木村拓哉をはじめ、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、満島真之介、三池崇史監督が登壇した。
この日は本作が、5月に開催される第70回カンヌ国際映画祭の特別招待作品(アウト・オブ・コンペティション部門)に選出され、木村と杉咲、三池監督が渡仏することが発表されると、木村は「歴史ある映画祭の特別招待作品に選んでいただけたことが嬉しい。さらに三池監督が『誰の口からも言われたくない』と言って、直接電話をいただけたことがダブルで嬉しいです」と笑顔を見せていた。
本作は、米国で「コミックのアカデミー賞」と称されるウィル・アイズナー漫画業界賞の最優秀国際作品賞を受賞した沙村広明の同名コミックを、三池監督で実写映画化。不死身の体にされてしまった万次(木村)が、父を殺められた少女・凛(杉咲)から用心棒を依頼され、流派統一を図る逸刀流の剣客たちとの戦いに挑む姿を描く。
また、木村と杉咲は映画プロモーションのため、全国10ヵ所を精力的に回ったが、場所によっては会場に入ることができないファンで人だかりになったこともあったという。杉咲は「そんなとき、木村さんがスタッフや関係者の方々に掛けあって、直接『ありがとう』と伝えることができたんです。自分のことではなく、相手のことを考える木村さんって改めてすごいなって思いました」と尊敬の眼差しを向けると「毎回たくさんご飯に連れて行っていただいたんです」とかわいらしいエピソードも披露していた。
映画『無限の住人』は4月29日より全国公開となる。
(text&photo:磯部正和)
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