ベネディクト・カンバーバッチ主演で、マーベル史上最もミステリアスとも言われるヒーローの誕生を描いた『ドクター・ストレンジ』。この映画の先行デジタル配信が本日5月3日にスタート! これを記念し、ストレンジが修行をする聖域カマー・タージの図書室の番人ウォン役を演じたベネディクト・ウォンに電話インタビューを敢行。撮影の裏側からマーベルに対する熱い思いまでを語ってもらった。
・[動画]映画『ドクター・ストレンジ』MovieNEX予告編
交通事故で両手の機能を失い、絶望の淵に立たされたストレンジ。彼はそこから立ち上がり、神秘の力を操る指導者エンシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)の下で修行を積み、人知を超えた力を手にしていく。ベネディクト・ウォンが演じたウォンは、修行中のストレンジが読む魔術の書物を的確に見極め、助言をしていく誠実な男だ。『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』などアクション映画にも出演しているウォン。本作でも激しいアクションの見せ場は多いが、意外にも彼が苦労したのは時差ボケだったという。
この映画の撮影開始前日まで、マレーシアで別作品の撮影をしていたウォンは、「荷物を置くためだけに自宅に戻り、すぐに『ドクター・ストレンジ』の現場に向かわなければならず、かなりキツかった」と強行スケジュールを明かしつつ、「協力的で思いやりのあるキャストやスタッフに恵まれ、乗り切ることができた」と制作現場の温かさを振り返った。
ユーモアを持ち合わせたウォンは劇中のコメディリリーフでもある。そんなウォンも、ドクター・ストレンジが軽口をたたく場面では、真面目な表情を保つのに苦労したこともあったそうで、演じたカンバーバッチについては「一緒に働く上で素晴らしい人。立派な人で、私たち俳優グループを冷静にリードしてくれていた」と賛辞を送る。
子どもの頃からコミックを集めるほどのマーベル好きで、以前からマーベル作品に出演することを熱望していたというウォン。それゆえ、今回のオファーを「夢が叶った」と心から喜んだようだ。「80年代にはハルクやスパイダーマンを楽しんだ。コミックには想像力が必要だったが、今はコミックや想像上のキャラクターが実写になったものを見ることができる。ただただ驚きだよ」と、その映像技術の進化に感心している様子。「マーベルのヒーローの中で誰が一番強いか?」という質問には「肉体的な強さでは明らかにハルク。それからソーだね。もしソーがハルクにハンマーを渡したらどうなるんだろう」とお茶目に答えてくれた。
『ドクター・ストレンジ』以外の好きな作品を尋ねると、6月2日にブルーレイ&DVDリリースされる『マーベル/デアデビル』を挙げ、「ドラマシリーズで、キャラクターたちがより深く掘り下げられている作品を見るのが大好き。戦いのシーンのいくつかは、パク・チャヌク監督の『オールド・ボーイ』を思い出させるものだったよ」と話した。
一方、『ガーディアンズ〜』については「全く期待もしていなかった」と言いつつ、「キャラクターも知らずに見たんだけど、めちゃくちゃ面白くて、サウンドトラックも素晴らしかった。2作目が待ちきれない!」と大絶賛。そんなウォンも絶賛の『ガーディアンズ〜』の最新作、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』が5月12日より公開となる。この作品からも目が離せない。
『ドクター・ストレンジ』は本日5月3日よりデジタル配信開始。6月2日にMovieNEX(4000円+税)がリリースとなる。
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