役所広司主演で松坂桃李、江口洋介共演の『孤狼の血』。広島県呉市が舞台のこの映画の撮影が4月25日に同市で行われ、撮影現場より3人のコメントと写真が到着した。
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本作は、「このミステリーがすごい!」で著書「臨床真理」が大賞に輝くなど、今もっとも注目されるミステリー作家の1人・柚月裕子(ゆづき・ゆうこ)が書き下ろした「孤狼の血」が原作。舞台は昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島、所轄署に配属となった新人刑事の日岡秀一(松坂桃李)は、暴力団との癒着を噂される刑事・大上章吾(役所広司)のもと、金融会社社員失踪事件の捜査を担当することになる。常軌を逸した大上の捜査方法に戸惑う日岡。やがて、失踪事件を発端に、対立する暴力団組同士の抗争が激化しはじめ、それを食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すというストーリー。
『凶悪』や『日本で一番悪い奴ら』で日本映画賞を総なめにした白石和彌監督がメガホンをとり、冒頭にも記した役所、松坂、江口をはじめ、真木よう子、石橋蓮司、滝藤賢一、田口トモロヲと、豪華俳優陣が集結。<警察小説×『仁義なき戦い』>との呼び声も高い原作を映画化する。
本作は物語同様、広島県呉市の昭和63年当時を彷彿とさせる町並みの中、4月17日よりクランクイン。主人公の大上役を演じる役所は、呉市が舞台ということで“呉弁”について「非常に苦労しています、アクセントが1つズレただけで関西弁のようになってしまう。撮影スタッフさんの中に呉出身の方がいたりするので、確認しながら表現できるように努めています」とコメント。
一方、大上章吾の部下、日岡秀一を演じる松坂は、役所・江口との共演の感想を聞かれ「毎日勉強の日々です。今回、役所さん、江口さんという偉大な先輩方と共演できたことは、またとないチャンスなので、吸収できるものをできる限り吸収して、これからもっと学んでいきたいです」と話していた。
『孤狼の血』は2018年春より公開となる。
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