ジェニファー・ロペスが殺し屋役!『ザ・マザー』がNetflix TOP10グローバル第1位、日本でも第2位
子どもを守るため全てを犠牲にする“母”にフォーカス
【Netflix TOP10】Netflixがオリジナル作品やライセンス作品を対象に、視聴時間で人気作品をランキングする「Netflix TOP10」。今回「ムビコレ」がピックアップするのは、Netflixプレゼンツ『ザ・マザー:母という名の暗殺者』(原題:The Mother)。5月12日(金)から配信が開始され、初週からグローバル第1位、日本でも第2位に躍り出た。
・セクシーボディで勘違い男から大金を巻き上げろ! ジェニファー・ロペス主演『ハスラーズ』
本作は、隠遁生活を送っていた凄腕の殺し屋が、かつて手放した娘の危機に敢然と立ち向かう姿を描いたサスペンス・アクション。ジェニファー・ロペスが軍隊仕込みの抜群の射撃スキルを備えたヒロインに扮している。鍛え上げられた肉体を武器に華麗かつ鮮やかな銃&ナイフさばきで屈強な男たちをバタバタと倒していく姿は最高にカッコイイ。さらに、愛娘を守るため全てを犠牲にする“母”という存在にフォーカスした物語は胸アツで、ヒューマンドラマとしての見ごたえもばっちりだ。
ロペスは世界的な人気歌手として知られるが、ゴールデングローブ賞にノミネートされた『セレナ』でブレイクし、初主演を飾ったドラマシリーズ『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』が3シーズンにわたり放映されるなど女優としても活躍している。近年ではウォール街を舞台に、したたかに生きるカリスマ・ストリッパーを演じた『ハスラーズ』が高く評価され、昨年はロマンティック・コメディ『マリー・ミー』で自身をほうふつとさせる歌姫に扮したのも記憶に新しい。そんな彼女が本作では娘を愛しながらも離れて暮らす母親役に徹し、エモーショナルなアクションスターとして新たな顔を披露した。
情感豊かなのにタフで筋肉質なグローバルアクションに注目!
SNSなども積極的に活用し、セルフ・プロデュースに長けたロペスが2001年に設立した製作会社ニューヨリカン・プロダクションズでは、彼女のライブ映像などを手がける一方、社会で虐げられながらも懸命に生きる人々を題材にした作品を多数世に送り出してきた。その系譜につらなる本作を制作するにあたり白羽の矢を立てたのが、2020年の『ムーラン』実写化で監督に大抜擢されたニキ・カーロだ。
自分の居場所を手に入れるために戦うキャラクターを描くことを得意とし、『クジラの島の少女』や『スタンドアップ』などを手がけたカーロ監督は、「親密で情感豊かな物語であると同時に、タフで筋肉質なグローバルアクションです。この2つが同時に描かれることはめったにないのでその可能性に興奮しました」と脚本の魅力について語っている。視覚的にも感情的にもダイナミックに展開していく、この感動のアクション大作に注目してほしい。
世界93ヵ国でTOP10入り、うち84ヵ国でも第1位!
5月12日から配信がスタートした『ザ・マザー:母という名の暗殺者』は、配信初週の集計(5月8日~5月14日)で視聴8,371万時間を記録し、第2位のトム・ハンクス主演作『オットーという男』(視聴1,988万時間)を大きく引き離してグローバル(映画/英語)で第1位、日本(映画)でも第2位に。世界93ヵ国でTOP10入りを果たし、うち84ヵ国で第1位となるロケットスタートとなった。(文:足立美由紀/ライター)
【NetflixグローバルTop10(映画/英語)/5月8日~5月14日】
1位『ザ・マザー』
2位『オットーという男』
3位『グルードさんちのはじめての冒険』
4位『ディープエンド・オブ・オーシャン』
5位『シンクロニック』
6位『カンフー・パンダ3』
7位『デンジャラス・プレイス』
8位『ザ・トーナメント』
9位『ピッチ・パーフェクト』
10位『ヒート』
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