1970年代に一世を風靡した永井豪原作の『マジンガーZ』が『劇場版マジンガーZ(仮題)』として映画で復活! その特別イベントが、世界最大規模のアニメの祭典であるアヌシー国際アニメーション映画祭で現地時間6月14日に開催され、最新映像も上映。今回、その最新映像と、あわせて最新ビジュアルが解禁となった。
解禁となった最新映像「アヌシー特報」は、「ロボットアニメの伝説、ここに復活。」というテロップからスタート。次いでマジンガーZのパイロット・兜甲児の後ろ姿が映され、「それは、神にも悪魔にもなれる──」という別のテロップが登場する。さらに、ホバーパイルダー(操縦席)がマジンガーZの上空へと飛び立つシーンとともに、重厚感とスケール感たっぷりにアップデートされた隆々たるマジンガーZの姿が映し出されるといった内容だ。
この映像について永井は「技術が素晴らしいです。3Dと2Dが一緒になってうまく機能するのか心配でしたが、実際見てみるとなんの違和感もなくキャラとロボが一緒になっている。そこが一番感動しました。昔のファンの人たちもすごく喜んでみてもらえると思いました」とコメント。
また、この日の特別イベント会場には『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督もサプライズ登場! なんとイベント前には、かねてより大ファンを公言していた永井豪との初対面も実現した。
デル・トロ監督は、会った瞬間から大きな抱擁で永井を大歓迎。感動のあまり涙ぐみながら「ずっとお会いしたかった。子どもの頃にクリスマスプレゼントで(マジンガーの)おもちゃをもらって遊んでいた。本当に光栄です。感謝の気持ちで一杯です。永井さんの作品にとても影響を受けています」と語った。
映画の完成が待ちきれないそうで「僕、日本に身にいくよ! 一緒にカラオケに行って主題歌を歌おう!」と呼びかけると、対談の最後には「マジンガーZ!」と叫びながら再び永井を強く抱擁。終わりに先生のサインをほしがったデル・トロ監督は、「僕は誰にもサインをねだったことはないんだ」と恥ずかしそうに告白していた。
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