名曲「星に願いを」でも知られるディズニー・アニメーション不朽の名作『ピノキオ』。現在発売中のこの映画のMovieNEXに収録されている、本邦初公開の映像を含む約2時間半にもおよぶボーナス映像の中から、『インサイド・ヘッド』『カールじいさんの空飛ぶ家』で2度、アカデミー賞を受賞したピート・ドクター監督と、歴史家のJ.B.カウフマンが『ピノキオ』の貴重な製作秘話を語る映像の一部が解禁となった。
・[動画]解禁となった『ピノキオ』ウォルト・ディズニーの決断
『ピノキオ』は、妖精に命を授けられた操り人形のピノキオが、誘惑や試練を経て勇気と正直さ、人を愛する心を育み、本当の男の子として生まれ変わるまでを描いた感動のファンタジー。時代を経ても色褪せることのない本作は、今年でスクリーン・デビュー77周年! 7つながりで、7月7日の七夕は名曲「星に願いを」とともに、家族で『ピノキオ』を楽しむ絶好の機会になりそうだ。
映像で語られるのは、『ピノキオ』に参加したアーティストたちが、ウォルト・ディズニーに自分たちのアイデアを売り込む会議のエピソード。ピートによれば、78人ものアーティストが当時働いており、彼らが参加した会議にかかった時間は、なんと丸2日! ウォルトは全員のアイデアを聞いたそうだが、さすがの彼もこれでは「詰め込みすぎだ」と頭を抱えたそうで、例えいいアイデアだったとしても、多くの案を削っていったという。
歴史家のJ.B.カウフマンはこのエピソードについて、「ウォルトは物語性をきっちり絞っておきたかった。アイデアを膨らませすぎず、物語の本質にこだわった」と説明。「アニメーション作品の傑作を1つ選ぶとしたら、『ピノキオ』しかないね」と続けている。
ピノキオに対しまっすぐな愛情を注ぐゼペットと、苦難を乗り越えて成長していくピノキオの姿は、愛や勇気、正直さ、真心、友情など、人として大切なものをたくさん教えてくれる。改めて見直してみると、いろんな発見がある本作。七夕の日に願いを込めながら楽しんでみてはいかがだろうか。
『ピノキオ MovieNEX』(4000円+税)は発売中。デジタル配信中!
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