名曲「どこまでも 〜How Far I’ll Go〜」の人気ぶりも記憶に新しいディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』。この映画のMovieNEXが発売中だが、そこに収録されているボーナス映像の中から、惜しくも本編ではカットされてしまった「幻の未発表曲」と「モアナとプアの前日譚」に関する貴重な未公開シーンが解禁となった。
1つ目の映像は、モアナとマウイが海底にある魔物の国へ潜入するシーンで使用する予定だった幻の未発表曲に関するもの。本作の楽曲制作を担当したリン・マニュエル・ミランダによると、この曲「WARRIOR FACE」は、いかめしい顔をして踊る伝統舞踊“ハカ”を踊る女性たちに着想を得て作ったもの。“ハカ”はニュージーランドのマオリ族の伝統的な舞踊で、ミランダは「フレンドリーな人たちが始まった瞬間に怖い顔になる。そこに魅了され、曲が生まれた」と振り返る。
続けて「魔物の国に行くシーンで、マウイがモアナに心構えを教えるんだ。内心は不安でも、生き残るために顔で相手を怖がらせろと」と楽曲に込めた思いを語るミランダ。その後には、ラフ画をベースに作られたアニメーションにあわせて、マウイが「勇気をもってピンチを切り抜けろ。顔を上げて、恐れも痛みも喜びも怒りもごちゃ混ぜにして、見たこともない顔を作れ」と力強く歌い上げる、日の目を見なかった映像が流される。
ジョン・マスカー監督は「いいシーンだが作品全体が長くなりすぎるからカットしたんだ」と明かす。あどけないモアナと父親のやりとりや、プアに愛情を注ぐ心優しいモアナの様子が描かれる心温まるシーンである。
MovieNEXにはこのほかにも制作の舞台裏や未公開シーン、キャスト陣のインタビューなど盛りだくさん。『モアナと伝説の海』はMovieNEX(4000円+税)で発売中。デジタル配信中だ。
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