一家から続々と監督が生まれ、もはや映画作りが“家業”となった感のあるコッポラ一族。そのゴッドマザー、エレノア・コッポラが80歳にして初めて映画監督に挑戦した『ボンジュール、アン』が、今日から公開中だ。
ムビコレでは来日したエレノア監督と主演女優のダイアン・レインを直撃。映画作りの苦労や、夫であるフランシス・フォード・コッポラ監督が応援してくれなかったというぼやき節までをも語ってもらった。
・美しき熟女2人が美の秘密明かす/『ボンジュール、アン』エレノア・コッポラ監督×ダイアン・レイン インタビュー
プロモーションでもエレノア監督と常に一緒だったダイアン。エレノア監督について聞かれると、「彼女が『今度は私の番よ』と声を上げるのに、どれだけの勇気を要したかがわかった」と、映画作りにまつわる苦労を明かした。
エレノア監督も、「(本作には)銃撃戦も列車の暴走もない(笑)。女性は(その良さを)分かってくれるけど、お金を出す男たちは『これじゃ映画にならない』と言う。本当に苦労して、資金集めに6年もかかりました」と苦笑い。「夫(コッポラ監督)は最初、あまり応援してはくれなかったんです。実現は無理だと思っていたみたい」とも嘆いたが、「もう製作が始まるというところまでこぎつけた時に問題が発生したら、彼は手を差し伸べてくれました。そういうトラブルへの対処の仕方をよく知っているから」と、やっぱり最後は頼りになる人物であることを教えてくれた。
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