興収52億円を記録したスピンオフ映画『ミニオンズ』も含め、今や大ヒットシリーズへと成長した『怪盗グルー』シリーズ。その最新作となる『怪盗グルーのミニオン大脱走』の公開を目前に控えた7月16日に、式根島で特別試写会が行われ、日本語吹替版で声優をつとめた笑福亭鶴瓶をはじめ、松山ケンイチ、中島美嘉、芦田愛菜、いとうあさこ、生瀬勝久が舞台挨拶を行った。
式根島ではシリーズ1作目『怪盗グルーの月泥棒 3D』が公開された7年前の2010年に、当時国内初となる離島での3D試写会が行われており、その時も島を訪れた鶴瓶にとって「7年ぶりの凱旋特別試写会」となった。今回は豪華なグルーファミリーの仲間を引き連れ、日本最速の一般試写会を実施。
会場となった式根島開発総合センターには、老人から子どもまで100人以上もの島民が集まる中、豪華キャスト陣が登壇すると、島民は大歓迎。
ほかのキャストと一緒に式根島までヘリコプターで駆け付けたという鶴瓶は「25年ぶりにヘリコプターに乗ってきました。久しぶりに乗ったら全然話せへんようになって、人見知りみたいになってしまったんやけど…。松山はずっとメロンパン食べてるし、生瀬は携帯で写真撮ったりしてましたよ(笑)」と明かし、早速会場を沸かせた。
すっかりアグネスの見た目を追い越してお姉さんになった芦田は収録について「久しぶりの収録はとても大変で、アグネスの無邪気さを出すのは難しかったですね」と大人になった芦田ならではの感想を述べ、シリーズ2作目から出演し、怪盗グルーの妻ルーシーを演じた中島は「やっぱり吹替えは難しかったですね。映画の音声を聞きながら日本語を合わせるのは大変でした」と話した。
今回が『怪盗グルー』シリーズ初出演となった松山は「僕はずっとこのシリーズのファンで、みなさんが演じてきているのも見ていたのですが、全員が楽しそうに演じているイメージが強かったので、僕も難しく感じないで楽しむことだけを考えて頑張りました!」とコメント。いとうは「師匠をクビにするという少しのシーンしかない役でしたが、そんな機会はなかなかないので遊びながら演じさせていただきました!」、生瀬は「鶴瓶さんとは、朝の連続ドラマ『純ちゃんの応援歌』で兄弟を演じたのですが、まさかここでまた演じることができるとは驚きですね」と、それぞれアフレコ当時を振り返った。
また、島民からの質問タイムでは、「一番難しかったシーン」を聞かれた松山が「劇中でマイケル・ジャクソンを歌うシーンがあったんですが、まさか自分がマイケル・ジャクソンの物まねをする日がくるとは思わなくて…。歌の先生にアドバイスもらいながら頑張りました」と明かすなど大盛り上がり。
前回より遥かに成長した土肥によって、改めて手紙が読み上げられると、鶴瓶は「ありがとう。ほんまに立派になったなぁ」と感極まった様子だった。
『怪盗グルーのミニオン大脱走』は7月21日より全国公開となる。
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