映画『プラネタリウム』のジャパンプレミアが7月20日に新宿バルト9で行われ、ナタリー・ポートマンとレベッカ・ズロトヴスキ監督が出席。冒頭からポートマンが日本語を披露してファンを沸かせ、MCから促されて日本語を披露する場面では「トリドシデス」と茶目っ気たっぷりな自己紹介をして笑いと拍手が沸き起こった。
本作はポートマンとジョニー・デップの娘リリー=ローズ・デップが姉妹役で初共演したことでも話題のミステリアスな人間ドラマ。実在したスピリチュアリストの先駆者であるフォックス3姉妹をモチーフに、1930年代のパリで成功を夢見て降霊術ショーを行うアメリカ人姉妹(ポートマン、リリー=ローズ)と、彼女たちに目をつけた映画会社のプロデューサー・アンドレ(エマニュエル・サランジェ)との行く末を描く。
約4年ぶりの来日で黒いシンプルなワンピース姿で登壇したポートマンは、「今日はようこそいらっしゃいました。とても嬉しいです」と挨拶し、続けて日本で「コンバンハ、ワタシノのアタラシイエイガ『プラネタリウム』です」とアピール!
本作に出演したきっかけについては、脚本の良さを挙げるとともに「レベッカのこれまでの監督作品もとても大好きですし、仲のいい友人でもあるので、私にとっても自分を知っている監督と一緒に仕事をできるユニークな機会だというのもありました」と説明。見どころに関しては「フランス語で演技をしているのも珍しいので、そこもチェックしていただきたいです」と話した。
リリー=ローズを妹役に推薦したのもポートマンだそうで、「英語とフランス語の両方を話せる若い女優さんを見つけるのにレベッカが苦労していた時に、たまたまリリー=ローズさんの写真を見つけて。ご両親のことを考えればきっとフランス語も堪能であろうと思いましたし、写真を見た時に同じ家族としても似ているかなと思って。私の方が随分年上ですけれども」と経緯を振り返った。
この日はほかにも、カタカナの名前入り番傘をプレゼントされたり、ファンにとっては撮影タイムがあったりと会場は大盛り上がり。中でも、舞台挨拶の中盤ではポートマンがMCから日本語をリクエストされる場面があり、「コンバンハ、ハジメマシテ、ワタスのナマエハナタリーデス」と高校生の頃に習っていたという日本語を懸命に思い出しながら披露する場面で拍手が沸き起こると、さらに「トリドシデス」と茶目っ気たっぷりに付け加え、その日本らしい表現に大きな笑いも起きていた。
『プラネタリウム』は9月23日より新宿バルト9ほかにて全国公開となる。
(text&photo:中村好伸)
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