北野武監督の人気シリーズ『アウトレイジ』最新作にして、監督18作目となる『アウトレイジ 最終章』が、8月30日からイタリアで開催される第74回ヴェネチア国際映画祭のクロージング作品に決まり、9月9日授賞式後に映画祭の締めくくりとして上映されることがわかった。
同シリーズは、北野監督が初めて手掛けたシリーズプロジェクトで、裏社会の男たちの抗争を描いた究極のバイオレンス・エンターテインメント。2010年に『アウトレイジ』、2012年に『アウトレイジ ビヨンド』が公開され、累計興収22億円超を記録している人気シリーズだ。
北野監督とヴェネチア国際映画祭の関わりは深く、これまでに第54回ヴェネチア映画祭では『HANA-BI』が最高賞にあたる金獅子賞を受賞。第60回では『座頭市』が監督賞にあたる銀獅子賞を受賞している。
また『アウトレイジ』シリーズとしては、第1作目『アウトレイジ』が第63回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で上映、第2作目『アウトレイジ ビヨンド』が第69回ヴェネチア映画祭コンペティション部門で上映されており、3部作すべてが世界3大映画祭で上映されるという快挙となった。
森昌行プロデューサーは「招待作品の中でもオープニング作品と並ぶクロージング作品という格別な扱いをして頂いたことを素直に喜んでおります。今回の招待は改めて北野作品の海外での人気を象徴するものと受け止めております」と述べている。
『アウトレイジ 最終章』は10月7日より全国公開となる。
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