是枝裕和監督最新作にして、福山雅治と役所広司が弁護士と殺人犯役で対峙する『三度目の殺人』が、8月30日から9月9日まで開催される第74回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されることがわかった。
是枝監督作品が同映画祭に出品されるのは、第52回ヴェネチア国際映画祭に監督デビュー作にして金のオゼッラ賞を受賞した『幻の光』(95年)が出品されて以来22年ぶりのこと。2回目のコンペティション部門での出品となる。
現在、映画祭の正式上映に合わせてのキャスト、スタッフの渡航は調整中だそうで、仮に参加が実現すれば福山と広瀬すずはヴェネチア映画祭初参加、役所広司は『十三人の刺客』(10年)以来7年ぶり2回目の参加となる。
福山は「『お声がかかったら嬉しいですよね』と撮影中に監督と話していたことが現実になりました。監督、おめでとうございます! 是枝監督、最新にして最深のテーマを扱った今作がヴェネチアでどう観られるのか? その瞬間に立ち会えることに期待と緊張が高まります」と述べ、役所は「世界中の映画祭が是枝監督の新作を待ち望んでいるんですね。是枝監督は日本映画の宝です。この作品に参加できて幸せでした。おめでとうございます!」と話している。
『三度目の殺人』は9月9日より全国公開となる。
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