人力飛行サークルを舞台にした青春エンターテインメント映画『トリガール!』のイベントが、原作者である中村航の母校・芝浦工業大学豊洲キャンパスで8月20日に行われ、土屋太鳳、間宮祥太朗、高杉真宙が登場した。
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本作は、「100回泣くこと」などで知られる人気作家の中村が、前述のように母校・芝浦工大の人力飛行サークル「Team Birdman Trial」をモデルに描いた同名青春小説をベースにした作品。なんとなく生きてきて、一浪して理系大学に入ったヒロインの鳥山ゆきな(土屋太鳳)が、ひと目惚れした高橋圭先輩(高杉真宙)に誘われて人力飛行サークルに入部。次第に人力飛行機の魅力に引かれていき、2人乗り人力飛行機のパイロットとして鳥人間コンテスト出場を目指し奮戦する様子が描かれていく。
この日は映画のキャストと、彼らのモデルになった人力飛行サークルのメンバーがエアロバイクでガチンコ・チームワーク対決を行った。会場は、これから大学生になるフレッシュな理系を目指す高校生たちでパンパン! 目をキラキラさせている観客に向けて「おはようございます! 芝浦工大は『トリガール!』の親鳥とも言える存在なので、ここでみなさんとお会いすることができて光栄です!」と、土屋の元気な挨拶でイベントはスタート。
間宮は「今回は大学のオープンキャンパスということで、これから大学生になるみなさんがどんな夢を叶えるのか楽しみです!」と話し、高杉は「僕はオープンキャンパスが初めてなので、大学にいることに違和感を感じています。緊張してますが、よろしくお願いします」と照れながら話した。
続いて、登場したのは芝浦工大の人力飛行サークル代表の池端純一さんとパイロットの重松諒さん。サークルでは、毎年夏に行われる「鳥人間コンテスト」出場を目指し、人力飛行機の設計から製作までを一から行なっている。機体の重さを軽減するために1人乗りが主流だが、同サークルでは大会唯一の2人乗りプロペラ機を伝統としている。
パイロットの重松さんは今年の大会で着用したユニフォームを身にまとい登場。ユニフォームには、100人を超える部員と土屋太鳳の絆がわかるメッセージが書かれており、そのことに会場からは「へえぇ〜!」という声があがる。また、映画では同サークルのメガネ率が異様に高いが、代表の池端さんは実際のサークルのメガネ率を聞かれ、100人中半分と答え、笑いを誘っていた。
劇中でも走るシーンが少ないため、「俺は訓練してないから戦力外(笑)」と宣言する高杉から始まったチャレンジ。意外と早いペースで好調かと思われたが、続く間宮と土屋はエアロバイクの椅子の高さが会わずにペースダウン。最終走者となった土屋は必死に奮闘するも、残念ながら3人で2800mという惜しい結果に。それでも土屋は「(撮影で)真宙くんとは漕ぐシーンがなかったので、みんなと漕げて楽しかったです」と振り返っていた。
『トリガール!』は9月1日よりTOHOシネマズ 新宿ほかにて全国公開となる。
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