【興収レポート】6月公開作の1位は『リトル・マーメイド』。ディズニーの名作ミュージカルアニメーションの実写映画化。6月9日から公開され25日までの17日間で興収20.3億円をあげた。同じディズニー配給作品の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(総興収43億円)。と比べると91%。このペースで興収を伸ばすと、最終的に40億円前後が見込まれる。
カンヌ映画祭受賞作『怪物』もヒット
大ヒットと呼べる興行成績だが、『リトル・マーメイド』と同じく実写映画化した『美女と野獣』124億円、『アラジン』121.6億円の3分の1程度。興行関係者にとっては物足りないかもしれない。
2位は『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』。野球日本代表チーム「侍ジャパン」が、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝するまでの軌跡をたどったドキュメンタリー。代表選手30人の選考会議もカメラに収め、大会直前に行われた宮崎合宿、本大会ベンチやロッカーでの様子、選手の苦悩や葛藤、そして歓喜の瞬間まで、チーム専属カメラだからこそ捉えることのできた貴重な映像の数々で振り返っていく。6月25日時点で興収15.6億円をあげ、ヒットの目安10億円を上回った。当初は3週間限定上映の予定だったが、好調を受け6月29日まで1週間の上映期間延長が決定している。
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3位は『怪物』。是枝裕和監督新作で、カンヌ国際映画祭で坂元裕二が脚本賞を受賞した。是枝監督作の興収トップ3は、『万引き家族』(18年、47億円)、『そして父になる』(13年、32億円、)『海街 diary』(15年、16.8億円)。6月25日時点で興収15.1億円をあげ、『海街 diary』超えまであとわずかだ。
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なお、25日時点で『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』は131億円、『ザ・スーパーマリオブラザース・ムービー』は123億円。22年12月から公開された『THE FIRST SLAM DUNK』(147億円)にどこまで迫れるだろうか。
30日からは夏映画興行の先陣を切って『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 決戦』『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が公開される。2作のオープニング興収に注目したい。(文:相良智弘/フリーライター)
[2023年6月公開作ランキング]
1位『リトル・マーメイド』20.3億円
2位『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』15.6億円
3位『怪物』15.1億円
(ムビコレ調べ。6月25日時点)
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