7月8日に公開を迎え、夏休み興行で強豪が揃う中、興行収入30億円を超え、まもなく観客動員250万人を突破する勢いの『メアリと魔女の花』(英題『Mary and The Witch’s Flower』)。このアニメ映画の英語吹替版キャストとして、スティーヴン・スピルバーグ監督に才能を見出され『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』で鮮烈な映画デビューを飾ったルビー・バーンヒル、ケイト・ウィンスレットらの名前が発表された。
・『メアリと魔女の花』が興収50億円も狙える好調な滑り出し!
本作は、スタジオジブリ時代に『思い出のマーニー』で監督とプロデューサーをつとめた米林宏昌監督と西村義明プロデューサーが設立したスタジオポノック制作第1回長編作品。主人公のメアリが近くにある森で、この森にしかなく、7年に1度しか咲かない「夜間飛行」という、かつて魔女の国から盗み出された不思議な力をもつ禁断の花を見つけるところから物語が展開していく。
バーンヒルが声を演じるのは、日本では杉咲花が声を担当した主人公のメアリ役。『愛を読む人』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたウィンスレットが演じるのは、天海祐希が演じた魔女の国のエンドア大学の校長マダム・マンブルチューク役。また、アンディ・サーキスの息子であるルイ・アシュボーン・サーキスが、日本では神木隆之介が演じたピーター役の声をつとめる。
この英語版について西村プロデューサーは「原作の国・イギリスで収録し、全編イギリス英語で吹き替えました。メアリは可憐で凛としていて、フラナガンとドクターは滑稽だったり。現地の吹き替えチームのアイデアで、北部、中部、南部、スコットランド地方など、イギリス各域のしゃべり方を採用し、人物たちの個性がさらに豊かになりました。でも、一番驚いたのは、マダム役の声。天海祐希さんとケイト・ウィンスレットさんの演技は、ぴったり、そっくりです。素晴らしいキャストの声と共にメアリの一夜の大冒険を、英語圏の方々にも楽しんでいただければ幸いです」とのコメントを寄せている。
英語版『メアリと魔女の花』は最速で、9月1日から台湾での公開を皮切りに順次公開予定となっている。
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