人気コミックを実写化した映画『亜人』の完成披露試写会が9月4日に東京国際フォーラムで行われ、佐藤健、綾野剛、玉山鉄二、城田優、千葉雄大、川栄李奈、山田裕貴、浜辺美波、本広克行監督が出席した。
本作はアニメ化もされた桜井画門の人気コミックをもとに、『踊る大捜査線』シリーズなどの本広監督と『るろうに剣心』を手掛けたアクションチームがタッグを組んだサバイバルサスペンス。交通事故から生還し決して死なない新人類“亜人”であることが発覚した主人公・永井圭(佐藤)が、国家や同族の亜人との戦いに巻き込まれていく姿を描く。
この日は主題歌を担当した「THE ORAL CIGARETTES」のシークレットライブで開幕。そこに佐藤が乱入し、客席に飛び出した円形ステージでキャノン砲を撃ったほか、他のゲストも客席横の扉より客席間を通って入場して会場を沸かせた。
その後のトークでは、撮影エピソードを中心に展開。死なない亜人同士の闘いも繰り広げられる本作について、佐藤は「新鮮なことだらけです。今までアクションをたくさん見てこられたと思いますけど、今回はその中で見たことのあるアクションは1秒もいらないという気持ちで作らせていただきました。死なない者同士の戦いは一歩間違えると茶番になる可能性もあるので、そのためには亜人だからこそできるアクションもあり、意味のある戦いにしていく作業が難しかったです」とコメント。
永井を追い込む佐藤役の綾野も「佐藤健を追い込むのはなかなか難しかったね。いい顔するんですよ」とニヤッと振り返りつつ、「彼とは信頼関係で成り立っているので、彼とだったからあそこまでアクションをやり抜くことができたと自負しています。あとは、リセット(再生)することもアクションに盛り込んで、頭脳アクションバトルという今までに見たことのない新感覚のアクションバトルになっていることも間違いありません」とアピールした。
また、ドSな亜人管理委員会の戸崎優(玉山)とその秘書・下村泉(川栄)コンビのトークでは、ほんわかとした笑い声が起こる一幕も。玉山曰く「僕はそれほドSではないと思いますけど、感じが悪い人と思われたくなかったのでカメラが回ってないところでは極力コミュニケーションをとろうとしていました」と好きな食べ物などを聞いたそうで、その際に「『グミです』って言われました」と驚きながら紹介。MCから好きなグミの味を聞かれた川栄は「ブドウ味です」とお気に入りの味も明かしていた。
『亜人』は9月30日より全国公開となる。
(text&photo:中村好伸)
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