中山美穂の5年ぶり主演映画『蝶の眠り』が釜山映画祭に正式出品

#中山美穂

『蝶の眠り』より。中山美穂とキム・ジェウク
(C) 2017 SIGLO, KING RECORDS, ZOA FILMS
『蝶の眠り』より。中山美穂とキム・ジェウク
(C) 2017 SIGLO, KING RECORDS, ZOA FILMS

中山美穂が5年ぶりに主演した映画『蝶の眠り』が2018年春に日韓同時公開されることが決定。さらに、10月12日より開催される第22回釜山国際映画祭Gala Presentation部門に正式出品されることがわかった。

『サヨナライツカ』中山美穂インタビュー

本作は、フランス現代文学の代表的女流作家マルグリット・デュラスの晩年の恋を描いた『デュラス 愛の最終章』(01年)に着想を得て製作。『子猫をお願い』のチョン・ジェウン監督がメガホンをとった珠玉のラブストーリーだ。

もとになった映画は、マルグリット・デュラスと晩年を過ごした38歳年下の恋人ヤン・アンドレアが年の差を超えて愛した彼女との16年間の日々を綴った著書を、フランスを代表する名女優ジャンヌ・モロー主演で映画化したもの。

50代でありながらも美しく、若い読者にも根強いファンを持つ売れっ子の女流小説家・松村涼子は、ある日、遺伝性のアルツハイマーに侵されていることを知る。“魂の死”を迎える前に小説を書く以外に何かをやり遂げようと、大学で講師をはじめた涼子は、大学近くの居酒屋で韓国人の留学生チャネと出会い、ヒョンなことから彼が涼子の執筆活動を手伝うことになる。作業を進めるうち、現実と小説の世界で交差していく2人は、次第に年の差を超えて惹かれ合うようになるが、その一方で涼子のアルツハイマーも容赦なく進行していく。

中山がアルツハイマーを患う女流作家の松村涼子役を、『コーヒープリンス1号店』のキム・ジェウクが、彼女と惹かれ合う年下の恋人チャネ役を演じ、大人の女性なら誰もが憧れる年の差を超えた純愛が描かれていく。

本作出演に中山は「この映画が公開されることをとても楽しみにしています。私が演じた涼子は50代の強い女性。時間が経つにつれ儚く脆くなっていくのですが、チョン・ジェウン監督の繊細な表現と、キム・ジェウクさんの受け止めようとしてくれたお芝居が非常に切ないです。沢山の方に観て頂ければ幸いです」とのコメントを寄せている。

INTERVIEW