『ブレードランナー』短編アニメを『カウボーイビバップ』渡辺信一郎が監督

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『ブレードランナー 2049』
『ブレードランナー 2049』

SF映画の金字塔である『ブレードランナー』の続編『ブレードランナー 2049』。この映画のショートフィルムが制作されることになり、そのうちの1エピソードに、『カウボーイビバップ』や『アニマトリックス』などを手がけた日本アニメ界を代表する渡辺信一郎監督が抜てきされ、同監督のコメント入り特別映像が解禁になった。

[動画]『ブレードランナー』短編アニメの制作決定!監督は渡辺信一郎

前作『ブレードランナー』の舞台は2019年。続編の『ブレードランナー 2049』の舞台は、それから30年後の2049年。今回、制作されるショートフィルムは、この空白の30年間のエピソードが語られるもの。

では、空白の30年間には何が起きていたのか?

ハリソン・フォードが演じたデッカードが姿を消した後の世界では、レプリカントは寿命を持たないよう改良される。だが、2022年、アメリカ西海岸で原因不明の大規模停電が発生し、食物は供給がストップ。世界中がそれを“レプリカントが原因”と非難したことで、レプリカントの製造は法令で禁止されてしまう。

そうした中、この世界のピンチを救ったのが、科学者ウォレス(ジャレッド・レト)だった。彼は人工農法によって食糧難を解決するあらたなエコシステムを開発。さらに、以前レプリカントを製造していたタイレル社を買い取り、ウォレスは新型レプリカントの製造を始め、“レプリカント禁止法”の廃止を実現させた。

今回、渡辺が手がけるのは、この“空白の30年間”の中の1つである“2022年”のエピソード『ブレードランナー ブラックアウト 2022』。解禁となった映像では「アニメの仕事をする上で一番影響を受けた作品は、やはり『ブレードランナー』になります」と明かすと、続けて「“2”につなぐ話にしてくれというオファーがあった」とコメント。また、アニメ版を作るにあたって気をつけたことが2つあったなどと話している。

『ブレードランナー 2049』は10月27日より全国公開。その前奏となる本アニメは9月26日にお披露目が予定されている。