馬場ふみか、『コーポ・ア・コーポ』映画化でやさぐれフリーターを好演! 共演は東出昌大、倉悠貴ら
しぶとく生きる人間の底力を描いた群像ライフストーリーが誕生
岩浪れんじによる人気漫画を実写化した映画『コーポ・ア・コーポ』に、馬場ふみかが主演することが明らかとなった。共演は東出昌大、倉悠貴、笹野高史、前田旺志郎、北村優衣、藤原しおり、片岡礼子ほか。
原作は、コミックサイト「COMIC MeDu(こみっくめづ)」に連載され、独特の世界観でコアなファンを量産し続ける岩浪れんじの同名漫画。大阪の安アパート・コーポの訳ありな住人たちを取り巻く人間模様を生々しく飄々と、時に温かな眼差しで描き、芥川賞作家の故・西村賢太に「得体の知れぬ日常を底知れぬ生命力で渉る。そんな人たちが、ここにいる」と称賛された。
家族のしがらみから逃げてきたフリーター・辰巳ユリ(25)、複雑な過去を背負い、女性に貢がせて生計を立てている中条紘(36)、日雇の肉体労働で日々を過ごし女性に対して愛情表現が不器用な石田鉄平(21)、過去の事こそ話さないが「コーポ」の一角の部屋で怪しげな商売を営む初老の宮地友三(66)。彼らは大阪の下町にある安アパート「コーポ」に住んでいる。
ある日、コーポで暮らす同じ住人の山口が首を吊って死んでいるのを宮地が見つける。似た境遇で暮らす人間の死を目の当たりにして、ユリたちはそれぞれの人生を思い返し──。
家族のしがらみから逃げ、どこか人生を諦観しているような主人公・辰巳ユリを演じるのは、女優、モデルとして活躍する馬場ふみか。劇中でスカジャンを羽織り、終始無気力そうな表情でタバコを吸う姿は、原作のユリを見事に体現している。
馬場は「周りの環境に少しずつ影響を受けながらも、決して流されるわけではなく、淡々と日々を生きていくユリの姿はとても愛おしかったです。『どうしようもないなぁ』と思うけれど、なんだか愛せるコーポの住人たちと彼らを取り巻く様々な環境。少しずつ変化し、ゆらぎながらも暖かく存在し続ける…そんな映画になっていると思います。劇場でこの“ゆらぎ”を体感してほしいです」と本作の魅力を語った。
また、背広姿のサラリーマン風ながら女性に貢がせて生計を立てている中条を『Winny』(23年)での好演も記憶に新しい、東出昌大。
日雇いの肉体労働をし、すぐ部屋に女性を連れ込む石田に若手演技派俳優・倉悠貴。人当たりが良いが怪しげな商売を営む宮地に名バイプレーヤー・笹野高史。ユリの弟・カズオに前田旺志郎、女子大生・高橋に北村優衣、いつもタバコを交換したがるおばさんに藤原しおり、ユリを毛嫌いする母親・信乃に片岡礼子と多彩なキャストが顔を揃える。
『コーポ・ア・コーポ』は11月17日より全国公開。
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